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ローコードで実現する経理業務のDX化! アプリ開発はテンプレートの活用が鍵

ローコードで実現する経理業務のDX化! アプリ開発はテンプレートの活用が鍵

「経理業務を効率化させたい」とお悩みの方は少なくありません。そこでこの記事では、経理業務のDX化をテーマとし、よくある課題を解決するための「HI-KORT365会計テンプレート」について紹介します。どの部門の経理業務でも使いやすいのが特徴で、全社的なDX化に貢献できます。ぜひ参考にしてみてください。

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経理業務のDX化とは?

企業の事業運営に欠かせない経理業務でも、昨今、デジタルツールを導入する動きが活発化しています。適切にDX化を進めれば、煩雑な業務を効率化させたり、安定的に遂行できたりするようになります。

経理業務のDX化における課題

そもそもDXの重要性は、経済産業省が2018年9月に公表した「DXレポート~ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開」によって、世間に広く知られるようになりました。現在、企業には多くのレガシーシステムが残存しており、それらを時代の流れに合わせDX化しなければ甚大な損害を被るかも知れないといった内容です。

2024年1月1日からは「電子帳簿保存法」の改正により、紙ではなく電子データとして取引内容の保存が必須になります。さらに2023年10月から「インボイス制度」が開始されるため、DX化しながら柔軟に対応していく必要があります。
その際、あらゆる部門の経理業務が密に連携していかなければ全体的な効果は生み出せません。しかし同省公表の「令和4年版 情報通信白書」からも分かるように、多くの企業の実態として、DXを主導できる人材が不足しています。

ローコードで実現する経理業務のDX化!アプリ開発はテンプレートの活用が鍵

経理部門が関連部門の経理業務も巻き込んでDX化する際には、できるだけ省エネ化を図ることが不可欠です。ここでは、テンプレートを活用したアプリ開発について解説します。

ローコード開発とは

これまでシステム開発といえば、要件定義から仕様の検討などに高スキルのIT人材を要し、多くの時間や手間をかけなければなりませんでした。しかしそれでは人手不足の中、目まぐるしく変化する時代のニーズに応えられず、市場から取り残されてしまうおそれがあります。

そこで注目されているのが「ローコード開発」と呼ばれる開発手法です。これは、できるだけプログラミングコードを書かずにテンプレートを活用するのが大きな特徴です。高いスキルを持たずとも、低コストかつ短納期で会計アプリや経理アプリを開発できるようになれば、開発のハードルも下がります。また、急な仕様変更にも対応しやすいのがメリットです。

ローコード開発を実現する PowerApps とは

ローコード開発が可能になるソリューションとして注目されているのが、マイクロソフト社の Power Apps です。
Power Apps はアプリケーションを「開発する」より「作成する」イメージだといえば分かりやすいかも知れません。プログラミングの知識やスキルがなくても、パーツを組み合わせるだけで、思い通りにアプリケーションを作成できます。Microsoft Dynamics 365 の各種サービスとも簡単に連携できるため、拡張性にも優れているのが魅力です。

経理業務のDX化を支援する「HI-KORT365会計テンプレート」

コベルコシステムの「HI-KORT365会計テンプレート」は、先に述べた Power Apps の機能を搭載し、日本の商習慣に合わせてさまざまなテンプレートを提供しています。

社内のあらゆる部門の経理業務では、予算や利用者が少ない、あるいは全体から見れば業務のボリュームに欠けるといった課題から、DXが進みにくいとされてきました。
その点、「HI-KORT365会計テンプレート」は経理部門以外の各部門における経理業務にも対応しやすくなっています。導入すればすぐに使えるドキュメントも用意されていることも、見逃せないポイントです。

「HI-KORT365会計テンプレート」の特徴

Microsoft Dynamics 365 内部で開発されたテンプレート機能の場合、経理部門以外の各部門でも Dynamics 365 ライセンスを用意しなければならない、といった課題があります。

そこで「HI-KORT365会計テンプレート」に搭載されたのが PowerApps テンプレート機能です。Dynamics 365 の外部でも容易に支払伝票登録が可能になる機能を、Power Apps で構築しているのが大きな特徴です。これにより、どの部門でも経理業務をスムーズに進行でき、全社的なDX化に貢献できます。

PowerApps テンプレート機能の主なメリット

PowerApps テンプレート機能を使うと、以下のような点で利便性が向上します。

まず、ライセンス費用が安価のため、経理部門のみならず社内の幅広いユーザーに利用してもらえることが挙げられます。分かりやすい仕様でネックになりやすい導入教育にも時間や労力がかかりません。

ワークフローが付いているためミスを発見しやすく、さらにファイルの添付でエビデンスの確認ができるため、適切な伝票管理が可能なこともメリットです。
部門をまたいで全体の経理業務を正確かつスムーズにこなせるようになります。

「HI-KORT365会計テンプレート」の導入事例

ここで実際に「HI-KORT365会計テンプレート」を導入した企業の経理DX事例について紹介します。

トヨタグループにおける総合商社である「豊田通商システムズ株式会社」では、かつて会計システムをスクラッチで開発して運用していました。しかし2019年の分社化を機に経理担当者が不足し、業務負荷増といった課題が生まれました。新しいシステムを検討するにも、グローバル化を見据えれば、拠点ごとに分散した経理システムでは非効率です。ERPも海外製であれば日本の経理文化になじまず、アドオン開発を追加しなければならないといった問題もあります。

そこで同社は日本の商習慣に対応したテンプレートを活用し、短期間で Dynamics 365 の新しい会計システムを導入しました。
用意されたテンプレートが日本の商習慣に合っているため、わざわざアドオン開発をする必要がありません。新システムでは自動的に入出金処理も可能で、業務効率化とガバナンス強化にも役立っています。Dynamics 365 であれば海外との連携もしやすく、将来的なグローバル化にも対応しやすいと考えられます。

経理業務のDX化を行うときのポイント

経理DXを効率的に進めるためには、次のような点を意識しておくとスムーズでおすすめです。

まず、社内の組織内で現在抱えている課題とゴールを確認した上でDX化の重要性について説明し、意識改革を行いましょう。課題解決のために、なぜDX化をしなければならないのか目的が明確化できていないままでは、効果を期待できません。
また目的がクリアになり、社内で認識を共有できれば、自社に合ったツール選びもしやすくなります。DX化やそれを進めるツールはあくまで手段に過ぎないものの、課題解決に向けてどのツールなら実現できるのかを検討し、導入することが大切です。

まとめ

企業の経理部門では、電子帳簿保存法の改正やインボイス制度開始など、さまざまな環境の変化に対応するため、各部門の経理業務も巻き込んでDX化を進めることが求められています。

そこで活用したいのが「HI-KORT365会計テンプレート」の PowerApps テンプレート機能です。これを活用すればコストや時間、労力をかけることなく、どの部門でも容易に支払伝票登録が可能になり、全社を挙げてDX化が実現できます。

経理業務の効率化について課題をお持ちであれば、ぜひ導入をご検討ください。

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