小売業

AIカメラ「AWL Lite」とは?コロナ渦における小売業界のデジタル化を加速

AIカメラの導入を検討しているものの、どのサービスを選ぼうか迷っている人も多くいるでしょう。本記事では、AIカメラの概要や、業界別の活用事例、最新AIカメラ「AWL Lite」の解説、機能や導入メリットについて紹介します。

小売業界のデジタル化を加速させるAIカメラ「AWL Lite」とは?

小売業におけるAI活用の最新グローバルトレンドは?

AIカメラとは?

「AIカメラ」とはAI(人工知能)のアルゴリズムが搭載されたカメラのことで、カメラで撮影した画像データをAIによって分析できます。防犯などのセキュリティ強化に活用したり、マーケティングにも役立てたりできる点が魅力です。また、従業員や設備の運用管理に導入することで業務効率化を図ることも期待できます。AIカメラは様々なメーカーから販売されており、それぞれ異なる特徴があります。

AIカメラの活用シーン

AIカメラはあらゆる現場で活用できます。ここからは3つの業界における活用シーンを紹介します。

小売業

AIカメラに搭載されている行動分析を利用し、怪しい行動を検知して通知してくれます。これによって不審者の侵入を素早く把握し、被害を未然に防ぐことができます。また、記録された映像から人物の年齢や性別など、様々なデータを把握できます。それによって顧客層の分析や、そこから見えてくる現状の課題把握もできるでしょう。また、お客様が多く来店する時間帯を割り出すことで、従業員の最適なシフト調整も可能です。このように、小売業ではセキュリティ対策やマーケティング戦略に加えて、効率的な勤務管理などにも効果を発揮します。

介護・医療機関

介護や医療機関では、転倒事故などが起こりやすい場所を監視することで、万が一の事故の際も早期発見が可能です。また、患者の動向を把握することで施設内環境をよりよくするための分析材料に活用できるほか、利用者の位置情報を把握することで、人間同士の密集度を確認でき、新型コロナウィルスへの予防対策となります。また利用者同士のトラブルが起こるリスクを事前に検知できます。ほかにも、顔認証機能付きカメラを利用すれば、事前に登録した患者の徘徊などへの対応も素早く行うことができます。このように一人ひとりに寄り添うケアプランニングが可能になり、同時にスタッフの業務負担の軽減を目指せるようもなります。

製造業

工場や生産現場などの製造業では、作業者の動きを撮影し、作業にかかる時間やミスの検知をAIで分析する目的で導入されています。作業時間の測定や集計を人間が行うと時間がかかってしまうだけでなく、監督者の肉体的・精神的な負担が大きくなるという懸念があります。また、ミスが起こる可能性もあるため、正しい結果を出せない恐れもあります。作業者に装置をつける方法もありますが、その場合は作業者の負担が大きくなるため、あまり現実的ではありません。その点、AIカメラでは細かな作業を自動で検出することができ、正確性はもちろんのこと、分析にかかる時間も大幅に短縮できます。作業における無駄な身体の動きがないかを分析するなど、作業効率化に役立てられます。さらに事故防止にも利用でき、万が一事故が起こってしまっても迅速な対処が可能です。

アフターコロナ時代の最新AIカメラ「AWL Lite」

「AWL Lite」はAWL株式会社・株式会社調和技研・ティ・アイ・エル株式会社の3社が合同で開発を行った、新型コロナウイルス感染対策機能を搭載したAI分析ができるデジタルサイネージです。

新型コロナウイルスが流行する中で、スーパーや公共施設では来客のマスク着用の徹底や、ソーシャルディスタンスを遵守する行動が求められています。しかし、来客の行動に対して確認作業を人間が担うと、終始人員を配置しなくてはならず、精神的な負担だけでなく経費面でも負担になることもあるでしょう。「AWL Lite」は、そのような問題を解決するのに役立ちます。

本体にはSIMが内蔵されているため、防犯カメラを未設置の店舗や一時的な出店でも、端末を置くだけで利用できます。また、マスク検知や混雑度予測、消毒検知など、新型コロナウイルス対策の機能も搭載されている点が特徴です。

AWL Liteの主な機能を紹介

「AWL Lite」に備わっている主な機能について解説します。

①:マスク検知

高精度なAIエンジンが備わっているため、スーパーや公共施設の出入り口、従業員口などに設置することで、来客や従業員など、建物に入る人のマスク着用の有無をすぐにチェックできます。マスクを着用していない人を検知した場合は、マスク着用をお願いする文章を画面に表示させることもできます。これにより、マスクを着けずに入店する人の防止にも役立つでしょう。また、マスク着用率・未着用率などを算出し、そのデータを表示させることも可能です。

②:混雑度予測

来場者数をカウントして、店内の混雑状況を推測する機能が備わっています。推測した混雑状況はリアルタイムで画面に表示し、お客様にも店内の状況が分かるようにできます。また、チャットツールやアプリと連動させることで、その時点での店内の混雑状況を伝えられるため、お客様に安心して来店してもらえるだけでなく、空いている時間帯の来店促進へとつなげる効果も期待できます。

③:消毒検知

入り口などに設置したアルコール消毒の利用状況についても、リアルタイムでチェック可能です。消毒をしたお客様に対しては「ありがとうございます」など、感染対策の協力のお礼を表示できます。一方、消毒していないお客様を検知した場合は「ご協力お願いします」などのメッセージを表示することで、協力のお願いができます。

④:その他の機能

ほかにも、来客人数分析や性別年齢分析が標準機能として備わっています。来客人数分析では、店舗に訪れたお客様の人数を記録し、どの時間帯に多く来店しているかなどを分析することが可能です。また、お客様の年齢や性別の分析を行い、1日のうちどの時間帯にどのような年齢層や性別の人が多く訪れるのかをデータとして確認できます。この機能によって、訪れるお客様の年齢や性別に合わせた販売戦略を立てることも可能です。

オプション機能として、特定のエリアでの顧客の滞在時間を計る滞在時間検知機能などもあります。

AWL Lite導入のメリット

ここからは「AWL Lite」導入のメリットを3つ紹介します。

誰でも簡単に設定できる

「AWL Lite」を使用する際は難しい設定などは必要ありません。電源をつなげれば、誰でも簡単に設定できます。そのため、機械操作が苦手という人でも安心して利用できるでしょう。

電源を入れるだけで簡単分析

設定だけでなく、電源を入れるだけでAIによる映像の分析が開始されるため、複雑な操作は必要ありません。分析の結果はリアルタイムで画面に表示され、必要に応じてお客様に注意喚起などのメッセージを伝えることもできます。

導入しやすい価格帯

「AWL Lite」は2020年7月時点で、SIM通信料込みで月4,000円(税別)で利用できます。端末は7インチ型・10インチ型・セットトップボックス型の3タイプから選べ、初期費用は6万5,000円~7万円(税別)です。

なお、新型コロナウイルス対策機能については、通常月額3,000円(税別)のところ、感染対策支援キャンペーンの期間中は無料で利用できるとされています。ほかのオプション機能もお手頃な価格で利用可能です。このように、導入しやすい価格であるだけでなく、満足しない場合は14日以内であれば全額返金してもらえるため、試験的に導入してもよいでしょう。

まとめ

AIカメラの導入はセキュリティ対策や業務効率化につながるなど、多くのメリットがあります。特に「AWL Lite」は操作が簡単な点や新型コロナウイルス対策に役立つ機能が備わっている点が魅力です。導入費用も安く期間内であれば返金対応もしてもらえるので、試験的な導入を検討してもよいでしょう。

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