小売業

店舗・本部の業務効率化ができる店舗管理システム7選

店舗ごとの売上目標、エリアの売上目標、そしてグループ全体の売上目標を達成するのに欠かせないのが、日々の店舗管理徹底化です。売上の管理、在庫の管理、仕入の管理、人材の管理、接客の管理、これらの管理業務を効率的に行いながら、売上目標を達成するための施策展開(マーケティング活動など)を実施することは非常に困難です。

また、一口に売上の管理といっても日々の売上情報を記録するだけでなく、売上分析によって月末や期末の売上着地予測を行ったり、売上目標に対する進捗確認なども行ったりしなければいけません。そこで、本記事では店舗管理における日々の業務を助け、かつ店舗と本部のコミュニケーションや情報交換を活発にするための店舗管理システムを紹介します。

同じ店舗管理システムであっても製品ごとに特徴が異なるので、システム導入検討時の判断材料にしていただければと思います。

店舗・本部の業務効率化ができる店舗管理システム7選
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店舗管理システム7選

Shopらん 

スーパー・アパレル・飲食店舗を中心に全国37,000店舗で導入されているのがドリームアーツ社が提供する「Shopらん」です。2019年にはマイクロソフトジャパン・パートナーオブイヤーの「Retailアワード」を受賞しています。Shopらんの特徴は、企業が多店舗展開するなかで煩雑化する本部-店舗間のコミュニケーションに起因する課題を解消することに重点を置いていることです。

お知らせ、店舗ToDo、アンケート、既読率・実施率、ワークフロー、好事例の共有など、本部-店舗間のコミュニケーションに特化した豊富な機能により「魅力的なお店作り」に貢献します。また、コミュニケーション改善と業務効率化によって「施策徹底率100%」「接客時間20%増」「改善サイクル4倍速」をコミットしているのも特徴です。

Gulf CSM

Gulf CSM(チェーンストアマネジメント)は全国30,000店舗以上に導入されている多店舗(チェーン)経営向けの店舗管理システムです。リアルタイムな情報共有と、現場での不正防止を重点に置いているのが特徴です。

チャーンオペレーション企業にとっての課題とも言えるのが商品の持ちだし、売上金不正、勤怠時間割増といった不正行為です。さらに、店舗に入ったクレームは評価に影響することから、本部に届きにくいという問題もあります。そこでGulf CSMは、売上管理、商品・在庫管理、勤怠・シフト管理など店舗管理に欠かせない基本的な機能をオールインワンパッケージとして提供し、さまざまな経営数値をリアルタイムに見える化します。

RegiGrow

使いやすさと導入のしやすさを追求した小売業向けのPOSシステムにおける、エントリーモデルとして提供されている店舗管理システムです。リアルタイムな売上管理を標準的に搭載し、かつ店舗ごとに合わせて帳票レイアウトを作成できるなど柔軟性も兼ね備えています。

この他、デジタルサイネージ連携やクレジットカード決済、ORコード・バーコード決済マルチペイメントなど店舗の販売促進に関わる機能も備えているのが特徴です。エントリーモデルなので分析機能等は備えていないものの、初めて店舗管理システムを導入するという企業にとっては検討しやすい製品でしょう。RegiGrowでは上位製品としてTRUE TWINSHOPを提供しており、こちらは高度な店舗管理システムによって売上分析なども可能にしています。

Tenp Visor

クラウド型店舗管理システムなので、導入にあたりインフラ(サーバーやネットワーク)の整備が不要であり、かつ使った分だけの料金発生でコスト最適化が見込めます。料金は1店舗あたり5,000円(初期設定費用1店舗あたり15,000円)で利用でき、全国5,600店舗にて導入実績があります。

Android、iOSを搭載しているモバイル端末向けに無料アプリが提供されているので、外出先からでも簡単に売上集計などが確認できるのも特徴です。また、アプリでは曜日・時間別グラフも表示できるためちょっとした売上分析にも使えます。

まかせてネットEX

24時間365日、コールセンターによるサポートが受けられる店舗管理システムがまかせてネットEXです。設定が分からない、障害が起きたなどの問題が起きても安心して利用できることは、管理者の心理的負担を軽減してくれます。特に飲食業界での導入が豊富であり、モバイルからのシフト申請にも対応していることから、パート・アルバイトのシフト管理にも有効です。さらに、静脈認証・FeliCa打刻などのオプションも用意しており、不正打刻防止などを強化したい店舗でも有効です。

スゴ腕POS

スゴ腕Web POS、スゴ腕Web商品管理、スゴ腕Web顧客管理、スゴ腕Web勤怠管理の4つシリーズで構成されており、これらを連携することで徹底した店舗管理が実施できます。また、アパレル・スポーツ用品・シューズ専門小売店に対応しているのが特徴です。

クラウド型なのでコスト適正化を図るという期待もできますが、シリーズを揃えるとなるとそれなりのコストになるため、導入時はオプションも含めたトータル料金をしっかりと試算しておきましょう。

アラジンオフィス for fashion

アパレル・ファッション業界向けのマルチデバイス対応、クラウド型POSシステムです。売上管理はもちろん、在庫管理や柔軟な独自カスタマイズ、免税販売、さらにはECとの顧客一元管理にも対応しています。

クラウド型ですが、ネット回線がダウンしたり障害が発生したりした場合でも、ローカルデータベースを利用した運用が可能なので、障害対策も取られています。

店舗管理システムの選び方

最後に、数ある店舗管理システムの中から企業ごとに最適な製品を選ぶためのポイントを簡単に紹介します。

  1. 店舗管理における課題を整理した上で、優先的に解決すべき課題をピックアップする
  2. 店舗ごとに必要としている業務プロセスと、本部との繋がりを明確にして業務フロー全体を可視化する
  3. 店舗管理システムにおいて「何を重視するか?」を考える(コミュニケーション機能なのか、分析機能なのかなど)
  4. クラウドサービスを利用するにあたってのポリシーを検討し、適切なポリシーを設定する
  5. 初期費用、月額料金、オプション料金などトータルコストを算出した上で比較検討を行う
  6. トライアルやデモを提供している製品は積極的に利用して、実際の使用感を確かめてから導入する
  7. 各社製品ベンダーが開催する紹介セミナーなどに参加して、ネットやカタログからでは得られない生きた情報を集める

以上のポイントを押さえて、皆さんにとって最適な店舗管理システムを導入いただければ幸いです。

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