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Office 2010から2016へはアップグレード可能?システム要件を確認してみよう

現在Office 2010を利用しているユーザーの皆さんは、2020年には延長サポートが終了してしまうことや互換性の問題でOffice 2016へのアップグレードを検討している方が多いのではないかと思います。

そこで一つ確認したいのが、既存PCはOffice 2016のシステム要件を満たしているでしょうか?

システム要件とはOfficeを快適に使用する上でPCに搭載しておくべき最低限のスペックのこと。これを満たしていなければ十分なパフォーマンスを発揮することができないので、Office 2016の最新機能などの利便性を失ってしまうかもしれません。

そこで、今回はOffice 2010とOffice 2016のシステム要件を比較しつつアップグレードが可能なのかを紹介していきたいと思います。

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Office 2010とOffice 2016のシステム要件比較

まずは2つのバージョンのシステム要件を表にまとめてみました。

Office2010とOffice2016のシステム要件比較

Office 2010とOffice 2016のシステム要件を比較してみると、かなり大きな差があることが分かります。同一部分はハードディスクのみでそれ以外ではOffice 2016の方が高度な要件を求められていますね。

そこで気になるのが「現在使用しているPCでもOffice 2016をインストールできるか?」という点でしょう。

Office 2010リリース当時のPCスペックを確認

Office 2010リリースとほぼ同時期に発売されたHP Pavilionと東芝Dynabookのスペックを確認してみましょう。

Office2010リリース当時のPCスペックを確認

スペック的にはOffice 2016へアップグレードしてもギリギリ問題ないといったところですね。これらはあくまで参考ですので、自社PCの環境をしっかりと確認した上でOffice 2016のシステム要件と照らし合わせてください。

こちらの「Office 2010のサポート期限は?」も参考にしてください。

Office 2016へのアップグレードでおすすめの方法は?

Office 2010からOffice 2016へアップグレードするには「ボリュームライセンスを購入する」と「Office 365を利用する」という2つの方法があります。どちらがおすすめかを単刀直入に言うと、Office 365での導入がおすすめです。

Office 365ならOffice 2013も使える

先ほどOffice 2016のシステム要件と、Office 2010リリース当時に発売されたPCのスペックを紹介しました。ディスプレイに注目すると若干ではありますがOffice 2016の要件に届いていないのがわかります。

これでOffice 2016が利用できなくなるというわけではありませんが、推奨されていないのは事実です。ではどうすればいいのか?Office 365を利用してOffice 2013をインストールしましょう。

Office 365では最新版のOffice 2016だけでなく、旧版のOffice 2013をインストールして利用することができます。そしてOffice 2013のディスプレイ要件は1366×768と、先ほど紹介したPCでもシステム要件を満たすことができるのです。

Office 2016へいつでもアップグレードできる

Office 365ではOffice 2013をインストールしたからと言って、Office 2016が利用できなくなるわけではありません。ユーザーはいつでもOffice 2016へのアップグレードが可能です。

このためしばらくOffice 2013を利用しつつPCを買い替えるタイミングでOffice 2016へアップグレードすれば、システム要件を十分満たして利用することができるでしょう。

次期バージョンへのアップグレードまで可能

さらに、Office 2016の次期バージョンがリリースされた際も追加費用なしでアップグレードすることができます。Office 2013から無償アップグレードサポートが廃止されているので、お得に最新バージョンを利用できる唯一の方法がOffice 365なのです。

Office以外に便利なサービスが満載

Office 365で提供されているのはWordやExcelといったOfficeだけではありません。組織に必要なコミュニケーション基盤やその他のサービスまで提供しているのです。

例えばビジネスメールのExchange Online。サーバ製品としてもお馴染みのサービスを自社サーバ不要で導入することができます。他にもSharePoint OnlineSkype for Businessなど、コミュニケーションや業務効率化を加速させるサービスが数多く提供されています。

まとめ

Office 2010からOffice 2016へアップグレードする予定のある企業では、まず自社PCの環境とOffice 2016のシステム要件を確認してみましょう。場合によってはOffice 2016を利用できないということも考えられるので、事前確認は怠らないでください。

万が一利用できない場合でも方を落とさずOffice 365の導入を検討しましょう。Office 2013を利用できるのでゆっくりとOffice 2016へ移行していくことができます。

本記事を参考に適切な導入を実現していただければ幸いです。

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