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有用性を証明するOffice 365の導入事例6選【海外編】

2011年6月の正式版リリースから、着実にユーザー数を伸ばし続けているMicrosoft Office 365。

国内のユーザー数に関するデータが少ないことからあまり知られていませんが、2015年2月時点でのOffice 365 Education(教育機関向け製品)のでは220万ユーザーを超えています。

これは国内の教職員が利用する情報共有型クラウドサービスとして最大級の数であり、ビジネスシーンだけでなく以下に幅広いシーンでOffice 365が受け入れられているかがわかる数字でしょう。

そんなOffice 365ですが、国内の導入事例は多く目にすることができても、海外ではどのようにして活用されているかを目にする機会はなかなか少ないと思います。グローバル化が進む昨今において、今やサービス導入の際に海外事例を確認するのは必須と言えます。そこで今回は、中小企業を中心に海外のOffice 365活用事例を6つ集めてみました。

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事例1. Sky Zone

Sky Zoneは世界展開されている家族向けフィットネス&エンターテイメントスタジオであり、トランポリンを始め様々なアトラクションを室内で楽しむことができます。

Sky Zoneでは当初Zimbra社が提供するグループウェア製品「Zimbra Collaboration Suite」を活用していたものの、メーラー機能に度々不具合が発生したといいます。メール機能が正常に作動せず多くの顧客に対しメール配信ができなくなるという、甚大な被害に遭ったことも。そこで新たなコミュニケーションプラットフォームとして採用したのがOffice 365でした。

決め手となったのはSkype for BusinessでのWeb会議やYammerでの社内SNSなど、グループウェアに必要な機能を備えた上でコミュニケーションを活発化させる仕組みが揃っていたことです。当初Google Appsとの2択検討していたようですが、「Google Appsはビジネスシーンでの利用においてまだ成熟していない」としてOffice 365導入の声が多く挙がりました。また、ファイル共有機能であるShare Pointのセキュリティの高さも決め手の一つだったようです。

同社がOffice 365を導入して得た最も多きなメリットは、業務効率化によるコスト削減です。推定では米国だけで5年後のコスト削減が100万ドル(約1億624万円)に上り、5年後の総スタジオ数300を目指しています。

事例2. Helly Hansen

Helly Hansen(ヘリーハンセン)はノルウェーに本社を置き、防水・防寒服のスポーツウェアメーカーとして世界的にビジネスを展開しています。

Helly Hansenは北欧で39店舗の小売店を構えており、店舗間でのコミュニケーションが課題となっていました。本社に在籍するマーケティングチームは各地に点在する全ての店舗のマーケティングを展開する上で、財務部に関しても全店舗の管理を行っている状態です。さらに、現状のメールサーバやシステムなどが老朽化し、Microsoft Outlookは複数のバージョンを管理していたことから煩雑さを生んでいたのです。

そこで同社はクラウドで提供されているOffice 365に着目し、まずはユーザー数25人というスモールスタートで環境を検証。使用開始後1週間で同社にとって必要なソリューションであると判断し、導入に踏み切ったようです。

導入後のメリットとしてはコスト削減につながったことはもちろん、これまで以上にライセンス管理が非常に楽になったとのこと。Office 365はサブスクリプション型で月額(または年額)を支払い利用するサービスなので、バージョンアップなどは全てベンダーが行います。また、各拠点との結束が強まったことで、出張費の削減にもなりました。

事例3. GameStop

GameStop(ゲームストップ)は米国で6,457店舗の小売店を展開するゲーム/家電/無線サービス販売点です。

GameStopは大規模な店舗展開をするが故のコミュニケーション不足が課題でした。また、各店舗でユーザーに快適なUX(ユーザーエクスペリエンス:顧客体験)を提供するためにコミュニケーションの迅速性を重要視していましたが、既存システムではこれを阻害する結果となってしまいました。

まず同社のコミュニケーションスピードを十分に満たすソリューションとして、Office 365とGoogle Appsをピックアップ。結果的にはセキュリティ性の高いOffice 365を選択しました。

最も大きな効果を発揮したのはOffice 365ベースで作成したポータルであり、各店舗の店長はポータルを確認することで最新ニュースや新製品情報、経営戦略などを瞬時に共有することでコミュニケーションが迅速化。当初目指していた最適なUXを提供することに成功しました。

また、多くの事務処理が削減されたことで年間70万ドル(7,437万円)が削減され、各店舗をサポートするための技術への増資を行っています。

事例4. Accor Hotels

Accor Hotels(アコーホテルス)はフランス・パリに本拠を置き、世界90カ国以上に3,500軒を展開するホテルチェーンです。

Accor Hotelsが持っていた課題は世界3,500軒のホテルと17万人の従業員をつなぎ、迅速かつ柔軟に本社の要求へ対応することです。そこで同社が導入したのがOffice 365でした。Office 365の導入によりPC、スマートフォン、タブレットなどデバイスを選ばないコミュニケーションが展開されグローバル企業コミュニティの形成に成功したとコメントしています。

またShare Point Onlineの活用はユニークであり、世界中のAccor Hotelsのシェフが同アプリによりレシピをシェアしています。同社の顧客は"健康志向”な人が多く、レシピシェアにより高級料理のアイディアが加速したようです。

事例5. MetLife

MetLife(メットライフ)は米国最大の保険会社であり、世界中に90万人以上の保険加入者を抱えています。

MetLifeでは真のグローバル企業への成長するため、策定したいくつかの目標のうち"全ての通信プラットフォームを統合”するという目標がありました。同社では全世界で40ソリューションのメーラーが使用され、55,000以上のメールボックスがあるにも関わらずコミュニケーションが活発化していなかったのです。理由は明白で、各ソリューションによる連携が取れていなかったということ。

そこで統合プラットフォームとしてOffice 365は当然の選択肢だったようです。

Office 365の導入によりソリューションが統一され、目標の一つであった通信プラットフォームの統合は達成。また付加的なメリットとして、同社で8,000以上も存在するBlackBerryユーザーが端末からExchange Onlineを利用が挙げられます。

事例6. Pinnacle Hospital

Pinnacle Hospitalは患者に最適なサービスを提供するため、医師の意思決定を迅速化するデータ配信のプラットフォームとしてOffice 365を導入。

医師はクラウド上に保管された数千以上の患者データをもとに、常に最適な施術を検討することができます。例えば58歳の糖尿病患者が来院したとして、医師は数千以上のデータから患者と類似したデータを参考に施術を展開。過去のデータに基づいた施術を行うことでより正確に、そしてより快適なサービスの提供を実現しています。

まとめ

いかがでしょうか?Office 365の活用事例を6つ紹介しましたが、国内だけでなく海外においてもOffice 365は有用なグループウェアとして導入が進んでいます。今回は中小企業を中心に紹介しましたが、他にもBritish Airline(ブリティッシュ航空)などを始め大手企業でも導入されています。

6つの事例からOffice 365では多店舗を抱える企業やグローバル展開している企業において、強力なコミュニケーションツールとなっているようです。Word/Excel/Power PointなどのOfficeアプリはもちろん、Share Pointによるファイル共有やSkype for BusineeによるWeb会議などがかなり有効的に働いていると見受けられます。

また、BlackBerryからの利用といった意外な付加価値を発見した事例もありましたね。

皆さんの企業では、組織内のコミュニケーションに対しどのような課題を抱えていますか?もしも今回の事例と類似した課題を抱えているのであれば、Office 365は間違いなくその課題を解決するためのソリューションとなり得るのではないかと思います。

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