業務効率化

Microsoft TeamsのBotsを使用してみる

Bots(ボット)とはチャットメッセージを通じて利用できるアプリケーションの総称です。Botsを使用することでユーザーが送信したメッセージの自然言語を処理して、プログラムが自動的に対応してくれます。

一般的な活用例がBotsを使用したFAQ(よくある質問と回答)です。ユーザーが製品やサービスに関する質問をメッセージで送信すると、Botsが自然言語を処理して最適な回答を瞬時に返信します。高度なBotsを使用したFAQならカスタマーサポートにかかる費用を大幅に削減する効果を発揮します。

今回はこのBotsをMicrosoft Teamsで使用する方法についてご紹介します。

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まずはBotsを使ってみる

Microsoft TeamsでのBots使用に興味を持っている方は、まず次の手順でBotsを使用してみてください。実は、Microsoft Teamsでは作成したBots以外にも他のユーザーによって公開されているBotsを使用することができます。ここでは例として投票Botsの「Polly」を使用してみます。

「Office 365にサインイン」してMicrosoft Teamsにアクセスしたら、チームタブからBotsを追加したいチーム名の横にある「…」をクリックしましょう。次にチームを表示をクリックします。

チームページが表示されたらタブにあるボットをクリックします。この時点ではまだBotsが追加されていないので、画面右上部にあるボットを見つけるをクリックします。するとチームのチャットスペースに追加可能なBotsが一覧で表示されるので、その中から「Polly」を選択しましょう。見つからない場合は検索欄に入力してください。ちなみにMicrosoft TeamsのBotsでは世界で利用されているアンケートツールの「SurveyMonkey」なども含まれています。

「Polly」をクリックするとMicrosoft Teamsへのアクセス権を承諾するページが表示されるので内容を確認した上で追加をクリックします。これでBotsの追加は完了です。ボットタブに戻ると追加したBotsが表示されているので、クリックして早速使ってみましょう。「Polly」のクイックスタートガイドに従って投票を募集する質問と項目を設定すれば、チームメンバーから簡単に投票を集めることができます。

もちろん「Polly」に限らずどんなBotsでもよいので一度使用してみてください。使ってみてBotsの便利さに魅力を感じたら、自らBotsを作成することに挑戦してみましょう。

カスタムボットを使用するには

Microsoft Teamsでは「Microsoft Bot Framework」というサービスで作成したBotsはどんなものでもチャットスペースに追加可能です。

自作Botsを使用するためには、まずMicrosoft Teams側での設定が必要です。管理者アカウントで「Office 365」にアクセスし管理センターを開いたら、設定≫サービスとアドイン≫Microsoft Teamsの順に選択します。アプリからが要るアプリのサイドローディングを利用できるようになりますチェックボックスをオンにして保存をクリックしましょう。設定かが完了したらBotkit for Microsoft Teamsを使ってBotsを作成していきます。

「Botkit for Microsoft Teams」にアクセスしSign Up for Freeをクリックして無料アカウントを作成します。メールアドレスとパスワードを入力後Sign Upをクリックしましょう。GitHubアカウントを所持している場合はGitHub経由でサインイン可能です。

登録したメールアドレス宛に確認メールが届くのでConfirm email addressをクリック。Terms of Service画面が表示されたら利用規約を確認し、I acceptにチャックを入れてContinueをクリックします。

Build a Bot画面が表示されるのでMicrosoft Teamsを選択しDeploy Nowをクリックしましょう。Host YourBot画面が表示されるのでHost on Glitchを選択しNextをクリックします。続いてCollect Your Keys画面が表示されるので画面をそのままにMicrosoft Bot Frameworkを表示してサインインしましょう。アカウントを所持していない場合は作成してください。

次にMy botsからCreate a botをクリックしてBotsを作成していきます。Create an SDK botダイアログが表示されるのでRegister an existing bot built using Bot Builder SDK.を選択してOKをクリックしましょう。プロフィール入力画面が表示されたらBotsに関する必要事項を入力し、Create Microsoft App ID and passwordをクリックします。さらに適当なURLを入力します。アプリIDをパスワードを生成するためにApplication Registration Portalにサインインします。アプリ パスワードを生成して続行をクリックし、生成されたアプリパスワードを先ほど別タブで表示したCollect Your Keys画面にコピー&ペーストします。

続いてDeploying Your Bot!画面が表示されるのでStart Glitch Deployをクリックしましょう。「New deployment detected!」というメッセージが表示されたらMessaging Endpointに表示されているURLをコピーした、先ほど表示したBotsプロフィール入力画面のMessaging Endpoint欄に貼り付けます。

入力が完了したら「I agree to the Terms of Use, Privacy Statement…」チェックボックスをオンにしてRegisterをクリックしましょう。Connect to channels画面が表示されたらAdd a channelの欄からMicrosoft Teamsを選択してください。続いてConfigure MSTeams画面が表示されたらDoneをクリックします。Connect to channels画面に戻りMicrosoft Teamsが追加されていることを確認しましょう。

Microsoft Bot Frameworkの設定が完了したら先ほどのFinal Configuration画面からDownload App PackageをクリックしてBotsのパッケージファイル(ZIP)をダウンロードします。以上でBotsの設定は完了です。自作したBotsを使用するには、「Polly」を例に先述した手順に従えばチームのチャットスペースに追加できます。

皆さんも、Microsoft TeamsでBotsを使用してコミュニケーションをさらに促進させましょう。

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