シンクライアントとは?サーバーシステムの特徴やメリットを紹介

シンクライアントとは?サーバーシステムの特徴やメリットを紹介

会社のPCや周辺機器を管理している方なら、「シンクライアント」というワードを耳にしたことがあるかもしれません。近年ではセキュリティ面での施策やリモート接続の面からシンクライアントが注目されています。

そこでこの記事では、サーバーシステムの特徴やメリットを紹介していきます。シンクライアントの導入を視野に入れている担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

シンクライアントとは?サーバーシステムの特徴やメリットを紹介

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そもそもシンクライアントとは?

シンクライアントは、情報の処理をほとんどサーバーで実行し、ユーザーが使う端末の負担を極限まで減らしたシステムの総称です。英語では「thin client」と呼ばれ、「thin(薄い)」と「client(クライアント)」という言葉を組み合わせた造語となっています。反対に、ユーザーの端末でデータの保存やアプリの稼働を行う通常のハードウェアのことを「fat(太い)」にかけて「ファットクライアント」と呼ぶこともあります。

シンクライアントはデスクトップ仮想化VDI)で利用するために設計されました。デスクトップ仮想化とは、端末のデスクトップ環境をサーバー上で管理するしくみのことです。デスクトップ仮想化を導入すると、PCやスマートフォンなどのどんな利用端末からでも、会社が指定したデスクトップ環境での作業を実現できます。

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シンクライアントが注目されている背景

シンクライアントが一般化した背景には、以下のような3つの要因が関係しています。

  • セキュリティ性能が高い
  • データを一括で管理できる
  • リモート接続でも快適に操作できる

ここからは、それぞれの背景について詳しく解説していきます。

セキュリティ性能が高い

シンクライアントは、セキュリティに関する性能の高さが評価されています。近年ではマルウェアやパスワードリスト攻撃、ゼロデイ攻撃など様々なサイバー攻撃が存在し、被害も出ています。こうしたサイバー攻撃から守るため、多岐にわたって施策が必要です。

そこで、シンクライアントが評価を得るようになります。シンクライアントを利用すると、ユーザーが使う端末ではデータ保存やアプリケーションの実行を行いません。接続中のサーバーで管理することになるため、仮にユーザーの端末でファイルの作成を行なったとしても、データはサーバーで管理できるのです。すると、もしユーザーの端末がウィルス感染してもデータには影響が出ないのです。サーバーとの接続を解除すればいいだけなので、情報漏洩の対策も可能です。こうしたことから、シンクライアントはサイバー攻撃からの被害が最小限になります。

データを一元管理できる

シンクライアントを活用すると、データを一括で管理できることも注目されている理由です。シンクライアントが一般化する以前は、アプリの読み込みやデータの保存はそれぞれの利用端末に依存していました。すると会社がデータを管理するためには、社員がどんなデータ・アプリケーションを利用しているのか監視しなくてはなりません。また、怪しいアプリを勝手に入れられないよう、制限をかけるなどの手間も発生します。

一方、シンクライアントならデータをまとめて管理できます。シンクライアントに接続した端末のデータやアプリケーションは、サーバー上で取りまとめられます。そのため、担当者は特定のサーバーを確認するだけでいいので、管理コストの削減にも繋がります。

リモート接続でも快適に操作できる

そして、近年ではリモート接続でも快適に操作できることがシンクライアントを支持する理由にもなっています。社員がリモートでも働けるようにするためには、環境を作ることが必須です。とはいえ、機密情報が外部へ漏洩しないためのセキュリティ対策や利用端末の用意などができず、なかなかリモートへ切り替えることができない会社もあるでしょう。

このような場合、シンクライアントを導入すれば解決できます。リモートで接続しても、ユーザーの端末の負担が少ないので処理速度の面でも快適に操作できます。また、セキュリティ対策も万全です。

シンクライアントのメリットとは

シンクライアントを活用する利点は以下のように3つあります。

  • アクセス性が向上する
  • 社内外の情報漏洩防止につながる
  • 担当部門の管理運用コストを削減できる

1つ目のメリットは、アクセス性が向上することです。シンクライアントを活用すれば、オフィス以外の場所から社内環境への接続が可能になります。例えば、自宅からリモートワークとして活用することができます。また、外出先や出張先からでも社内環境へ接続できるので、プロジェクトの進捗にも支障が出ません。

2つ目のメリットは、社内外の情報漏洩防止につながることです。利用端末で作成したデータは、サーバーにて一括で取りまとめられているので、端末が攻撃を受けても情報漏洩を回避できます。また、リモートワークとして個人の端末を利用することもないので、外部に情報が漏れることはありません。

そして3つ目のメリットは、担当部門の管理運用コストを削減できることです。社員が利用しているPCやスマートフォンをデバイス単位で監視すると、ツールを導入したりデータを確認したりといった手間が発生します。しかし、シンクライアントならサーバーのデータを確認するだけなので管理のコストがそれほどかかりません。

シンクライアントのサーバーシステム

上記ではシンクライアントに接続した利用端末について説明していきました。一方、サーバーシステムはどのようになっているのでしょうか。ここからはサーバー側の特徴を解説していきます。

サーバー側でOS/データを管理可能

シンクライアントについては、システムとして「画面転送型」と「ネットブート型」の2種類があります。前者はサーバーで処理した結果を端末の画面に読み込ませるしくみで、後者はネットを介してダウンロードしたサーバーのファイルをユーザーの端末でOSを実行させるしくみです。

しかしどちらも共通して、サーバーにてOSやデータを管理できます。そのため、場所を選ばすに利用できます。また、認証などアカウント付与するのでセキュリティへの対策も可能であり、働き方改革にも貢献してくれます。

まとめ

この記事では、サーバーシステムの特徴やメリットをまとめていきました。シンクライアントとは、ユーザーが使う端末の負担を極限まで減らしたシステムで、デスクトップ仮想化(VDI)で利用するために設計されました。シンクライアントを導入するとアクセス性が向上し、社内外の情報漏洩防止や担当部門の管理運用コスト削減にも繋がります。セキュリティの強化やリモートワークを考えている方は、ぜひ活用してみてください。

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