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マイグレーション・モダナイゼーション

オンプレミスのハードウェアやミドルウェアの老朽化、複雑化したシステム、増大する運用コストなどの課題は、IT部門だけでなく、企業全体の成長を制限する大きな要因となっています。
保守の限界や属人化への対応、将来の拡張性への備えとして、いま求められるのはマイグレーション(移行)と、モダナイゼーション(最適化・再設計)という2つのアプローチです。
これらを戦略的に進めることで、運用負荷を軽減し、柔軟で持続可能なIT基盤への転換が可能になります。
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マイグレーションとは

オンプレミスなどで運用している既存のシステムやデータベース、仮想マシンなどのIT資産を、クラウド環境へ移行するプロセスを指します。ハードウェアの更新や運用負荷の軽減、可用性の向上、コスト最適化を目的として実施されることが多く、システムの構成や設計を大きく変更せずにそのまま移行する「リフト&シフト」という方法が代表的です。

マイグレーションが解消する課題

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レガシーシステムからの脱却

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継続的なコストの削減

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人材不足への対応

モダナイゼーションとは

クラウド移行後、あるいは移行と並行して、アプリケーションやシステムをクラウドに最適化するプロセスを指します。具体的には、従来のモノリシックな構成をマイクロサービス化したり、サーバレスやコンテナなどの柔軟でスケーラブルなアーキテクチャに再設計する取り組みです。これにより、システムの拡張性・開発生産性・運用効率が飛躍的に向上します。

モダナイゼーションが解消する課題

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急激な顧客・
注文への対応

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自動スケール
メカニズムの獲得

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堅牢性強化による
ダウンタイムの軽減

マイグレーション・モダナイゼーションを
支えるAWSのソリューション

クラウドエコノミクス

クラウドエコノミクスは、お客様がクラウド移行の価値を正しく評価し、合理的な投資判断を行うためのビジネスケース(投資計画)を提供する枠組みです。
現行システムの課題や将来的なリスクをシミュレーションし、TCO(総保有コスト)やROI(投資対効果)などの指標に基づいて、クラウド移行によるビジネス価値を定量的に可視化します。
オンプレミスからの移行だけでなく、クラウドネイティブの構成や、他クラウドとの比較など、さまざまなシナリオに対応可能で、経営層からIT部門まで納得感のある意思決定を支援します。

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クラウドエコノミクスの試算プロセス

クラウド移行対象の特定

Step1クラウド移行対象の特定

サーバー構成やリソース使用状況などのインフラ情報や、システム規模、対象業務の割合、従業員数、月間ユーザー数、売上高、平均給与、IT部門のスタッフ割合といった業務・利用状況のデータを収集します。
クラウドエコノミクス試算

Step2クラウドエコノミクス試算

収集したデータからAWSへ移行した場合のインフラコスト、スタッフ生産性、頑強なオペレーション、ビジネスの俊敏性、CO2排出削減量(トン)などを試算します。
対象スコープにおけるクラウド価値の提示

Step3対象スコープにおけるクラウド価値の提示

クラウド移行によってもたらされるクラウド価値をご報告するとともに、さらなる価値向上のための示唆や考察をご提示します。
マイグレーション・モダナイゼーションを
支えるAWSのソリューション

AWS Migration Acceleration Program(MAP)

AWS Migration Acceleration Program(MAP)は、数多くの企業のクラウド移行を支援してきた経験とノウハウを基に設計された包括的な移行プログラムであり、評価・準備・移行とモダナイズという3段階の実績あるフレームワークを軸に、お客様のクラウド移行とモダナイゼーションを着実かつスピーディに推進します。

MAPでは、コスト削減や実行プロセスの自動化・加速、組織に合わせたトレーニングと専門的なコンテンツ、信頼できるAWSパートナーによる知見とグローバルなネットワーク、さらにAWSからの投資支援を組み合わせることで、強固なクラウド基盤の構築とリスクの軽減、そして移行初期コストの負担軽減を実現します。

MAPの移行プロセス

評価

Step1Assess(評価)

クラウド移行を始める前に、現在のITインフラやアプリケーション構成、セキュリティ対策、運用体制、そして社内のスキルやガバナンス体制など、クラウド運用に必要な要素がどの程度整っているかを詳細に確認します。そのうえで、移行によって達成したい具体的なビジネス成果を明確化し、経営判断の根拠となるビジネスケースを策定します。
さらに、AWSが提供する評価ツールを用いて、既存のオンプレミス環境のサーバーやアプリケーションを詳細に分析し、クラウド上での最適な構成と適切なリソース規模を算出するとともに、移行後のコストを精緻に予測します。
移行準備

Step2Mobilize(移行準備)

評価フェーズで明らかになった課題や不足部分を解消しながら、詳細な移行計画を策定し、ビジネスケースを精緻化します。クラウド運用の基盤となる安全で管理しやすい基盤環境の構築、運用即応性の向上、社内クラウドスキルの育成に取り組みます。
移行計画の策定では、まずアプリケーション間の依存関係を把握し、ビジネス目標達成に向けた最適な移行戦略を選定します。この際、アプリケーションポートフォリオデータを収集・分析し、AWSが推奨する7つの移行戦略(リロケート、リホスト、リプラットフォーム、リファクタリング、リタイア、リテイン)を活用してシステム全体を合理化します。AWSのツールが意思決定を支援し、より効果的かつ効率的な移行を実現します。
移行とモダナイゼーション

Step3Migration & Modernize(移行とモダナイゼーション)

アプリケーションごとに設計・移行・検証を行い、AWS環境での安定稼働と最適化を実現します。この段階では、AWSの移行スペシャリストや移行コンピテンシーパートナー、またはお客様自身が主体となり、目的や環境に応じて最適なサービスを活用しながら、アプリケーションやデータの移行を進めます。

VMwareベースのワークロードのAWSへの移行

VMware上で稼働する既存の業務システムを、そのまま、または段階的に最適化しながら AWSにスムーズに移行することができます。AWSが提供する専用のツールや移行プログラムにより、コスト削減と迅速な移行を実現し、将来にわたって安定した運用を支援します。
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評価と移行プログラム

AWS は、VMware のクラウド移行を安心して始められるよう、包括的な移行プログラムを提供しています。まずは無料のOptimization and Licensing Assessment (OLA)
でシステムを分析し、移行に向けたビジネスケースとコスト削減の提案を得られます。さらに Migration Acceleration Program (MAP)を活用すれば、AWS への移行を迅速かつ確実に進められます。MAPは VMwareワークロードにも対応しており、専用ツールやリソースを通じて効率的な移行を実現します。
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専用の移行サービスとツール

AWSの革新的なサービスを活用することで、移行の目標をスムーズに達成できます。AWS Transform for VMwareはVMware環境での移行タスクを簡素化・自動化し、効率を高めます。AWS Application Migration Serviceを使えば、あらゆるインフラからアプリケーションを AWSに変換・移行でき、プロセス全体を加速できます。さらにAWS Migration Hubが全体の進行をガイドし、移行からモダナイゼーションまでを安心して進められます。
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エキスパートによる移行サポート

移行期間中は、多様なサポートオプションやリソースを活用できます。AWSパートナーとの連携を支援するプログラムを利用することで、クラウド移行をさらに加速できます。移行コンピテンシーパートナーは豊富な知識と経験を持ち、コンサルティングやアドバイザリー、アプリケーション開発やインフラ構築、継続的なマネージドサービスを提供します。これにより、お客様は自社の強みを活かす取り組みに専念できます。
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専用の移行サービスとツール

お客様のチームは、既存のVMwareスキルをAWSに拡張し、長期的な成功につながるクラウド知識を習得できます。AWSトレーニングと認定では、モダナイゼーションの各段階に対応したカスタマイズコースを提供。対面形式のAWS Migration Essentialsや、オンデマンドで学べる「Migrating VMware Workloads to AWS」など、多彩なトレーニングプログラムを通じて専門スキルを効率的に習得できます。

マイグレーションを実現するAWSのサービス

現状把握・移行計画の可視化

AWS Application Discovery Service

オンプレミスのデータセンターに関する詳細情報を自動的に収集し、移行プロジェクトの計画を支援するサービスです。サーバーの設定、利用状況、動作データを取得・可視化することで、ワークロードの特性や依存関係を把握し、最適な移行方針を立てるための基礎情報を提供します。
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AWS Migration Hub

複数のAWSサービスを横断して、アプリケーション移行の計画と進捗を一元的に管理できるサービスです。移行対象や状況を可視化しながら、ニーズに合わせて最適な移行ツールを選定でき、全体の移行プロセスを効率的かつ組織的に進められます。
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サーバー環境の移行(リフト&シフト)

AWS Application Migration Service(AWS MGN)

既存のサーバーをAWS上に自動的に複製し、必要最小限のダウンタイムで移行できるサービスです。OSやアプリケーションの再インストールが不要で、物理・仮想・クラウド環境からの移行に対応します。移行後もテストや検証を繰り返すことで、本番稼働前に安定性を確保できます。
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VMware Cloud on AWS

既存のVMware環境を変更せず、そのままAWSインフラ上で稼働させることができるサービスです。既存のツールや運用方法を継続しながら、クラウドのスケーラビリティや可用性を活用でき、オンプレミスとクラウド間のシームレスな統合が可能です。
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データベースの移行(リフト&シフト)

AWS Database Migration Service(AWS DMS)

オンプレミスや他のクラウド上にあるデータベースを、最小限のダウンタイムでAWSへ移行できるサービスです。移行中も元のデータベースを稼働させながらデータを複製でき、商用・オープンソース・クラウドネイティブなど幅広いエンジンに対応しています。
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AWS Schema Conversion Tool(AWS SCT)

異なるデータベースエンジン間で移行する際に、スキーマやストアドプロシージャなどのコードを自動的に変換するツールです。移行先に合わせた最適化も可能で、DMSと組み合わせることで、データベース移行をよりスムーズかつ効率的に進められます。
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大量データの移行

AWS Snow Family(Snowball / Snowmobile)

物理的なデバイスを使ってペタバイト規模のデータを高速かつ安全にAWSへ移行できるサービスです。Snowballは中規模から大規模データに適しており、堅牢なポータブルデバイスでデータを転送します。Snowmobileはエクサバイト規模の超大容量データ移行に対応し、専用トレーラーでデータセンターから直接データを搬送します。
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AWS DataSync

ネットワーク経由でオンプレミスや他クラウド環境とAWS間のデータ転送を自動化・高速化するサービスです。NFS、SMB、オブジェクトストレージなど多様なストレージと連携し、データ移行だけでなく定期的な同期やバックアップにも活用できます。
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モダナイゼーションを実現するAWSのサービス

サーバレス化

AWS Lambda

オンプレミスのデータセンターに関する詳細情報を自動的に収集し、移行プロジェクトの計画を支援するサービスです。サーバーの設定、利用状況、動作データを取得・可視化することで、ワークロードの特性や依存関係を把握し、最適な移行方針を立てるための基礎情報を提供します。
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コンテナ化

Amazon ECS

AWSがフルマネージドで提供するコンテナオーケストレーションサービスです。インフラ運用をAWSに任せながら、高可用性・スケーラブルなコンテナ環境を迅速に構築できます。
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Amazon EKS

KubernetesをAWS上でマネージド提供するサービスです。標準的なKubernetes運用をそのまま活用でき、既存のツールや設定を引き継ぎながら、セキュアで拡張性の高いコンテナ基盤を運用できます。
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データ活用

AWS Glue / Amazon Redshift など

大規模データの収集・変換・分析を支援するサービス群です。詳細は「データ活用」ページで解説します。
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運用の自動化

AWS Systems Manager

AWSリソースやオンプレミス環境の運用タスクを一元管理・自動化できるサービスです。パッチ適用、設定変更、スクリプト実行(Run Command)、設定値の安全な管理(Parameter Store)など、運用全般を効率化し、ヒューマンエラーの削減と運用品質の向上を実現します。
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Amazon CloudWatch

AWS環境やアプリケーションのメトリクス、ログ、アラームを統合的に監視できるサービスです。リアルタイムのパフォーマンス可視化や異常検知、通知設定が可能で、運用の安定性と可用性を高めます。
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メインフレームのモダナイズ

AWS Mainframe Modernization Service

既存のメインフレームアプリケーションをAWSのマネージドランタイムに移行、またはクラウド向けに再構築できるサービスです。従来の高コスト・限定的な拡張性から脱却し、モダンなアーキテクチャへの移行を加速します。リホスト(移行)とリファクタリング(再構築)の両アプローチをサポートし、段階的なモダナイゼーションを可能にします。
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