SFA (Sales Force Automation:セールス・フォース・オートメーション)は非常に種類が豊富で、自社が導入すべきツールは一体どれなのか?と迷ってしまう方が多いかと思います。そこで本記事では、おすすめSFAツール17選を、オープンソース系、無料から使えるクラウドSFA、多様なビジネスに対応したクラウドSFAという3つのカテゴリに分類してご紹介します。ぜひ、自社にとって最適なSFAを見つけてください。
オープンソース系SFA
1.F-RevoCRM
世界各国で10万社以上に導入されている、グローバルでの実績が高いオープンソース型SFA / CRM となっています。SFAによるセールス活動支援以外にも、見積書や請求書の作成など販売管理的な機能と、クレーム等を管理する保守サポート機能、さらにワークフロー機能まで搭載されています。日本語に完全対応しており、導入支援やカスタマイズを提供元が有償で行っているので、オープンソースを扱う技術が無くても導入できます。
2.FreeSFA
架電・訪問に対応しており、顧客とのコンタクト履歴を共有したり、タブレットを利用して外出先で訪問予定先を地図上に表示したりと、顧客情報の管理・編集・閲覧を細かく設定できます。
3.SugarCRM
世界各地で1,000万以上ダウンロードされているオープンソース型SFA / CRMです。Sugar Market、Sugar Serve、Sugar Sellから構成されています。Marketはマーケティング機能、Serveは顧客育成機能、そしてSellはセールスマンと顧客とのコンタクト履歴を見える化できます。無償版は英語のみ。日本語版は有償版に限り、国内の数社が構築・サポートを提供しています。
4.SuiteCRM
営業やマーケティング、分析管理やレポートなど多様な機能を持ち、問い合わせ情報などを集約して組織的な営業活動を実現します。データ連携やカスタマイズも可能であり、モバイルデバイスからでも利用できます。5.Vtiger CRM
購買意欲の高い見込み客を担当者に自動的に振り分けたり、契約に関するタスクにアラームを付けたりと色々な機能が搭載されています。日本語版は株式会社アイプランナーが提供と導入支援を有償で行っています。無料から使えるクラウドSFA
6.FlexCRM
基本機能のすべてが無料で使え、かつユーザー数無制限に利用できるクラウド型SFA / CRMです。自社環境に合わせたカスタマイズや外部システムと連携も可能で、実績集計やレポート作成を自動化し、共有します。ダッシュボードでは案件・行動情報を可視化でき、効率的なセールス活動をサポートしてくれるでしょう。メルマガ送信は20,000通/月まで無料なので、低コストのマーケティング機能としても活用できます。有料プランに移行すると、DBテーブルを無制限に作成したり、ユーザーあたり2GBのストレージが付与されたりします。7.GrooForce980
株式会社アスペックスが提供するクラウド型SFA / CRMです。2IDまでなら無料で利用でき、機能制限もありません。利用ディスク容量は20MBに限られますが、お試し的に利用するのもよいでしょう。8.HubSpot CRM
HubSpot Japan株式会社が提供する無料のクラウド型SFA / CRMです。これを中心に、有料のマーケティングツールや カスタマーサービス を展開しています。中小企業なら無料版からスタートし、事業成長に合わせて有料版へと拡張していくことができます。ダッシュボード機能により営業全体の活動状況、個々の実績などを可視化します。9.NICE営業物語Smart3
株式会社システムズナカシマが提供する無料のクラウド型SFA / CRMです。スケジュール管理や営業報告の作成、SNSを利用したグループ間での情報共有が可能です。また、Apple Watchと連携をすることでApple Watch上でスケジュールの確認や簡易営業報告の作成が可能です。10.Zoho CRM
Zoho Japan株式会社が提供するクラウド型SFA / CRMです。あらゆる外部ツールとの連携が可能で、データは最新のセキュリティが施されたデータセンターで管理されます。さらに、人工知能によりデータ分析を行い、 売上予測 や改善策をグラフ化してくれます。担当者別、エリア別、役職別などさまざまな視点での比較が可能です。11.サスケ
リードナーチャリング(見込み客育成)を専門領域とした無料のクラウド型SFA / CRMです。名詞管理やペーパーレス化支援など、営業部署のセールス活動を効率化するための機能が搭載されています。また、ビジネスアプリを作成する機能も搭載されており、独自のカスタマイズを加えられます。多様なビジネスに対応したクラウドSFA
12.Dynamics 365 for Sales
マイクロソフト社が提供する統合ビジネスアプリケーションのうち、SFAとしての役割を持つのが Dynamics 365 for Salesです。AIを統合した機能により、顧客との関係性構築を主体とした新しい購入体験を最適化します。 Office 365 など使い慣れたツールとの連携も可能であり、営業 生産性 を最大化するための機能が揃っています。
13.Dynamics 365 Business central
Dynamics 365が提供する各ビジネスアプリケーションをお得に利用できる中小企業向けソリューションです。SFAはもちろん、 財務会計 やサプライチェーン最適化などビジネスに欠かせないアプリケーションをコンパクトに提供します。
14.Salesforce Sales Cloud
世界トップシェアを誇るSFAです。基幹システムや マーケティングオートメーション との連携など多機能なのが特徴です。その反面、運用にコストがかかることもあります。Salesforce Sales Cloudを上手く活用している企業では、専門の運用担当を社内に設けているケースが多いでしょう。
15.Oracle Sales Cloud
SFAとして基本的な機能を備えており、かつ代理店管理に特化した機能が大きな特徴です。代理店管理は管理項目が複雑になりがちで、既存のSFAではカスタマイズするのが一般的なので複雑性が増します。Oracle Sales Cloudなら標準機能での対応が可能となります。
16.e-セールスマネージャー
国産SFAとして高いシェアを誇っています。オンプレミスでもサービスを提供できる点、営業プロセスの見直し、丁寧な研修サポートが国内企業にとって嬉しいポイントです。営業ツールを使い慣れていない企業でもハードルを下げての導入が可能です。
17.Senses
Office 365やG Suiteなどのグループウェアとの連携に長けており、メール・スケジュール連携によって入力負担を軽減できます。AIによるアクションレコメンドや営業分析まで、幅広い業務をカバーしています。
最適なSFAを選ぶには?
いかがでしょうか?ひとくちにSFAといっても製品ごとに特徴は異なります。最適なSFAを選ぶ上で大切なことは、自社営業の課題を整理した上で製品ごとの特徴を理解することです。また、トライアル等が利用できれば積極的に活用し、自社にとって最適なSFAを選んでください。