クラウド移行(インフラ・DB)

dbサーバーの役割、活用場面に迫る

dbサーバーを導入すると、ネットワーク上でデータを管理でき、データを効率的に活用しやすくなります。本記事では、dbサーバーの役割や活用場面など、dbサーバーを導入する際に役立つ内容を解説します。

dbサーバーの役割、活用場面に迫る

クラウド移行 まるわかりガイド

dbサーバーとは

dbサーバーとは、データの管理を行っているコンピューターのことです。dbサーバーでデータを一元管理すれば、データを整合性の取れた状態で保管できます。また、dbサーバーはデータを単に保管するだけではなく、データの作成や読み込み・削除などの処理を実行することも可能です。

dbサーバーの役割

dbサーバーの役割を理解して、dbサーバーを最適に活用できるようにしましょう。

CRUD処理

dbサーバーを処理する際に基本となる処理は、Create(新規作成)、Read(読み込み)、Update(更新)、Delete(削除)の4つです。CRUDの4つの処理により、データを永続的に扱うことができます。
普段の業務においても、新規データの作成や以前作成したデータの読み込み・更新、不要なデータの削除はよくあることです。dbサーバーの処理も、これらの処理が基本となっています。

インフラを構成するサーバーの役割

dbサーバーがデータを処理するまでに、webサーバーとapサーバーという2つのサーバーと連携します。
webサーバーは、クライアントからリクエストを受け取る最前線に立つサーバーです。リクエストを受けたwebサーバーは、動的な処理をapサーバーに渡します。apサーバーはアプリケーションのロジックの処理などを行いますが、データにアクセスして行う処理はdbサーバーに渡します。そして、dbサーバーがデータを処理します。
このように、各サーバーは連携しながら各々の役割を果たしているのです。

ビジネスにおける生命線

業務で扱うデータは、企業の機密データや顧客データなど、ビジネスにおいて重要なデータが多くあります。そのようなデータを管理するdbサーバーは、ビジネスにおいても生命線といえるほどの重要な役割を果たします。

セキュリティ効果

紙媒体でデータを保管していると、紙を紛失したり、誰でも手に取って閲覧してしまったりするリスクがあります。dbサーバーでデータを管理することで、物理的なデータの紛失を防げます。また、dbサーバー自体の保管を厳重なセキュリティゾーンに配置すれば、不正なアクセスを防げるでしょう。さらには、クラウド上のデータベースを利用して、dbサーバーを持たないことにより、セキュリティ効果が高まります。
そのほか、データにアクセス制限を付けたり、データを暗号化したりすることも可能です。このように、dbサーバーを用いれば、データ自体のセキュリティ向上につながります。

RDBMS

RDBMSとは

RDBMSは、dbサーバーのデータをソフトウェアとして管理して利用できるシステムです。RDBMSを用いると、GUIを利用してグラフィカルにデータを操作できるため、利便性が向上します。

代表的なRDBMS

代表的なRDBMS にはOracle、SQLServer、MySQL、PostgreSQLなどがあり、各RDBMSは有償・無償の違いや、機能面の違いがあるため、計画に沿ったRDBMSを導入する必要があります。
例えば、無償でdbサーバーが動作する環境を構築したい場合、OSにLinuxを選択し、無償かつLinux上で動作するPostgreSQLをRDBMSとして選択するとよいでしょう。
また、RDBMSの操作においては、SQLというデータベースの操作を行う言語によりオペレーションを行うことが重要ですが、このSQLの内容はRDBMSによって若干異なるため注意が必要です。

dbサーバーの活用場面

マーケティングで活用

マーケティングにおいて、市場のデータを分析することは重要です。dbサーバーはデータを分析して、今の市場で求められているものを割り出すことに役立ちます。
また、リピーターや見込み客を分析することもできます。

AI実装のために必要

AIは蓄積された大量のデータによる仕組みを基盤とします。そのため、整合性の取れた状態でデータが蓄積されていないと、AIによる結果が誤った処理となるおそれがあります。
このようなAIの実装にとって、dbサーバーにより大量のデータを整合性の取れた状態で保管することは必須の要素です。また、一旦AIの実装を行った後も、dbサーバーの精度が上がるにつれ、AIの精度も比例して上がります。

システム開発のために必要

現在稼働している多くのシステムがdbサーバーと連携しています。経理システムであれば経理データがベースになり、労務システムであれば勤怠データがベースとなります。そして、これらのデータは多くの場合、dbサーバーで管理されます。このように身近で動いているシステムのバックエンドで、dbサーバーが活用されているのです。
システムを開発する際にも、ベースとなっているデータの構造にあわせてシステムを作っていく場合があります。また、dbサーバーの連携を意識したシステム設計を行います。その場合、データ及びdbサーバーのあるべき姿が前提となり、そこにシステムが後付けされるため、データ及びdbサーバーの活用は非常に重要です。

情報化社会のなかでの活用

情報化社会と呼ばれる現代においては、多種多様なデータが用いられています。そのなかで必要なデータに必要な時にアクセスできることが重要ですが、dbサーバーの活用によってそれを実現できます。

情報化社会が進むなかで、世界中にある多くの情報にアクセスできるようになり、情報の選別が難しいというネガティブな意見にも対処できるようになるでしょう。

進化を続けるdbサーバー

dbサーバーはクラウド移行を可能とし、これまでは考えられなかったほど物理的な媒体が不要となり得ます。また、dbサーバーのバージョンアップによって、パフォーマンスの向上も期待できるでしょう。
このようにdbサーバーは現在も成長を続けており、常にユーザーの需要に応え続けています。
今後、dbサーバーに求められるものは大きく変化する可能性もありますが、dbサーバーも変化に遅れを取らず進化していくと予想されます。

まとめ

dbサーバーの役割や活用場面などについて解説してきました。dbサーバーの導入により、データを活用するイメージができたのではないでしょうか。
データベースのクラウド移行には、Azureの活用がおすすめです。データにどこからでもアクセスできるようになるため、テレワークの際に重宝します。またAzureで用意されたプラットフォームやサービスを活用すれば、コスト削減にもつながるでしょう。dbサーバーを導入する際は、ぜひAzureを活用してみてください。

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