アプリケーション開発・管理・運用

アプリケーション開発の流れ・手順を徹底解説!

昨今、アプリケーション開発で事業のマーケティングを行う企業も増えてきました。アプリケーション開発の流れを大まかに把握しておくことで、外注する際も要件定義などズレがないように進めていけることでしょう。本記事ではアプリケーション開発の流れから手順まで解説します。

アプリケーション開発の流れ・手順を徹底解説!

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アプリケーション開発完了までの流れ

アプリケーション開発にはどのような流れがあるのでしょうか。アプリケーション開発には大きく6つの工程があります。「企画」「要件定義」「外部設計」「内部設計」「テスト」「リリース」の工程を経てアプリケーションを開発し、クライアントに納品されます。

ここでは、それぞれの工程について詳しく解説していきます。

企画フェーズ

企画フェーズでは、アプリケーション開発の方向性を決定します。具体的には、アプリケーション開発の目的など、どのようなアプリを作りたいのか、だれがターゲットになるのかをしっかりと固めます。企画が不明確なまま進めてしまうと齟齬が発生したり、納品物がイメージと異なったりと問題が発生するため注意が必要です。

企画フェーズを発注者側でもしっかりと固めることが、重要です。

要件定義

要件定義では、発注者側と制作者側がお互いにイメージをすり合わせる工程です。具体的には企画フェーズで固めた内容を設計に落とし込むため、お互いがアプリケーション開発の目的や想定ターゲットなどを把握する工程になります。要件定義をしっかりと行うことで発注者側と受注者側の齟齬を無くすことができます。細部までこだわって入念に確認しておくことが重要になります。

外部設計(基本設計)

外部設計ではアプリの校正や画面のレイアウト、デザインといったUI/UXを設定することをいいます。アプリケーションの操作性を決定する要素になるため、デザイナーをアサインして設定を進めます。ユーザーから「アプリの使いやすさ」として評価される部分になります。

内部設計(詳細設計)

内部設計では、アプリケーションを動かすためのプログラミングの工程です。具体的には、外部設定で構想した内容をどのように動かすか、デザインをどのように反映するかなどエンジニア領域の工程になります。プログラミングをするためにどのような手順で開発を進めていくか設計する工程です。

テスト

テスト工程では、アプリケーション開発した後にどのようにテストをするのか確認項目や手順を設定、実施することをいいます。確認項目や手順を決めておくことで、単体テストまたは結合テストなどをスムーズに実施することができます。これによって、バグやエラーの修正を効率的に実施することができます。また、デザインや操作性などもユーザー視点に立ち、ヒューリスティックな観点で確認することも重要です。

リリース

テストで問題がない場合、リリースを実施します。リリースではWebアプリやネイティブアプリなど種類に応じたリリース方法を採ります。iPhone、Androidにリリースする場合は、審査を通してリリースされます。またリリース後、どのようにインストール数を増やすかはマーケティングの領域になります。宣伝方法やどの媒体に広告を出稿するかなど、アプリケーション開発を進めると同時に決めておくと良いでしょう。

アプリケーション開発方法は大きく2種類

ここまで、アプリケーション開発の流れについて解説してきました。発注者側が知っておくべき内容としてもう一つ「開発方法」があります。アプリケーション開発方法の種類をあらかじめ知っておくことで、それぞれの手法の強みや特徴について把握することが可能です。

ここでは代表的なアプリケーション開発方法である「ウォーターフォール開発」「アジャイル開発 」について解説します。

ウォーターフォール開発

ウォーターフォール開発は名前の通り、上流から下流工程まで水が流れるように進めていく開発手法です。アプリケーション開発方法の中で最も代表的な手法であり、数十年前から実施されています。開発手順は企画、要件定義から外部設計、内部設計と進められテストの後にリリースされます。

ウォーターフォール開発の強みとして、この開発手法で経験のあるIT人材が豊富にいるため、IT人材不足といわれる昨今で大きなメリットになります。また、上流から下流工程に行くにつれ、明確な開発目標が決められているため、スケジュールが組みやすいこともメリットになります。デメリットとして、上流から下流工程まで開発目標を決めて進めていくため、一度仕様変更など生じた場合に後戻りしにくいことが挙げられます。内容によっては、はじめからやり直すこともあるため、他の開発手法と比較して柔軟性は低いといえるでしょう。

企画や要件定義がしっかりと定まっている場合は、「ウォーターフォール開発」はおすすめです。

アジャイル開発

アジャイル開発はアジャイル(俊敏)と名前につくだけあり、クライアントの要望に対して俊敏に対応できるにアプリケーション開発ができます。アジャイル開発はこれまでの開発手法ではクライアントのニーズを満足して満たせないために、途中で要件定義変更が発生する前提に組まれたアプリケーション開発方法です。アジャイル開発のメリットとして、先述したように要件定義の途中変更に柔軟に対応できることです。ウォーターフォール開発のように要件が変更されると工程を大幅に戻すといった手間がなくなります。一部のコンポーネントを修正するだけで、要件変更を満たすことができます。デメリットとして、アジャイル開発に精通しているIT人材が少ないことが挙げられます。アジャイル(俊敏)とは納期が短く開発できることではなく、あくまでも要件に対して柔軟に対応して開発できることを指すため、やや開発期間が長くなる傾向があります。また専門人材不足の観点からも、開発コストが比較的高価になりがちです。

アプリケーション開発会社と相談しながら開発していきたい、コンサルティングを受けながら進めていきたい場合は、アジャイル開発がおすすめです。

「NEXTSCAPE」が企業のアプリ開発をサポート

株式会社ネクストスケープが提供するアプリ開発サービスでは、最新のアーキテクチャを利用したWebアプリケーションを提供しています。大規模なECサイトやCMSを活用したWebアプリケーション開発も得意としており、ビジネスモデルと収益化を意識したアプリケーション開発に強みがあります。バックエンドシステムの開発やAzure Machine Learning導入により、機械学習の搭載や周囲システムとの連携も実現します。導入実績として、試薬品販売会社やリテール支援会社などにコンサルティング・導入実績があります。自社のサーバーが不安定、データ分析ができていない、既存データ管理システムをクラウド移行したい、データ連携を活用したなどさまざまなニーズに対応できます。

アプリケーションを開発するだけでなく、開発後の運用も見据えた支援が可能です。是非この機会にNEXTSCAPEへご相談ください。

まとめ

本記事ではアプリケーション開発の手順から開発方法まで紹介してきました。
アプリケーションを開発したいけど何から始めていいかわからない方は、まずは基礎知識をインプットしておくと相談しやすくなるでしょう。自社で企画や要件をまとめておくと、発注後にミスマッチを防ぐことができます。
アプリケーション開発で自社ビジネス拡大を検討してはいかがでしょうか。

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