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SQL Server IaaS Agentの拡張機能とは?自動化手法とできることも解説

この記事を読んでいる方は「SQL IaaS Agentの拡張機能について知りたい」と考えているのではないでしょうか。SQL IaaS Agentの拡張機能にはメリットが数多く存在しますが、まずは概要を知ってから導入したいですよね。
そこで、本記事ではSQL IaaS Agent拡張機能の概要から、SQL IaaS Agentの拡張機能ができること、SQL IaaS Agentの拡張機能において自動的にデータ登録する方法までわかりやすく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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SQL IaaS Agentの拡張機能とは

SQL IaaS Agentの拡張機能はMicrosoftが提供するクラウドサービス、Azureで利用できる拡張機能です。AzureにはSQLというデータベースを操作するためのプログラミング言語を仮想マシン上で動かすための、SQL VMという機能が存在します。
このSQL VMでSQL IaaS Agentの拡張機能を動かすことにより、下で説明するようなさまざまなことが可能です。その上、SQL IaaS Agentの拡張機能は完全に無料で提供されており、特にこれといったリスクも存在しません。そのため、AzureでSQL Serverを使うならぜひ導入しておきたい拡張機能と言えます。

SQL IaaS Agentの拡張機能でできること

SQL IaaS Agentの拡張機能でできることは主に「稼働率の向上」「セキュリティ強化」「コンプライアンス準拠」「管理コスト削減」の4つです。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

稼働率の向上

SQL IaaS Agentの拡張機能を導入すると稼働率の向上が期待できます。
稼働率が向上する原因はいくつかありますが、その中でも大きいのは高可用性構成を自動化してくれることです。自動的にシステム障害が発生しにくいような構成にしてくれるのです。また、SQL IaaS Agentの拡張機能はバックアップも自動的に行ってくれます。

セキュリティ強化

SQL IaaS Agentの拡張機能ではセキュリティを強化することも可能です。SQL IaaS Agentの拡張機能ではセキュリティ更新プログラムを自動的に適用してくれるため、常にセキュリティを最新の状態に保っておけるのです。また、クラウド環境へ安全にアクセスするのに役立つAzure Key Vaultと統合することも可能です。

コンプライアンス準拠

SQL IaaS Agentの拡張機能はコンプライアンスにも準拠しています。SQL IaaS Agentの拡張機能ではSQL serverのうち、Azure VMで動いているものをすべてまとめて見ることができます。これにより、簡単にライセンスの種類を確認できるようになっています。

管理コスト削減

SQL IaaS Agentの拡張機能では、管理コストを削減することも可能です。ストレージの設定を、SQL serverが使いやすいように自動的に整えることにより、設定を変更する必要がなくなるからです。

SQL IaaS Agentの自動登録手法

SQL IaaS Agentの拡張機能には上記で説明したようにさまざまなメリットがあります。そのため、AzureではSQL IaaS Agentの拡張機能において自動的にデータを登録できるようになっています。ここでは、SQL IaaS Agentの拡張機能を自動登録する方法を具体的に見ていきましょう。

Azure 仮想マシンエージェントをインストール

SQL IaaS Agentの拡張機能を自動的に登録する時には、まずはAzure 仮想マシンエージェントをインストールする必要があります。Azure 仮想マシンエージェントは、Azure上で仮想マシンを動かせるようにするために必要なものです。Azure 仮想マシンエージェントはすでにAzureに導入されている方が多いかもしれませんが、その場合は改めてインストールする必要はありません。

SQL IaaS Agent 拡張機能をインストール

次は、SQL IaaS Agentの拡張機能のインストールを行います。拡張機能をインストールする時には、「フルモード」「軽量モード」の2つからどちらをインストールするか選択できます。
フルモードの場合、すべての機能をインストールできる代わりに、SQL serverのサービスの再起動が必要です。ちなみに、自動管理機能はそれぞれの機能で有効にするか無効にするか選べますが、デフォルトでは無効に設定されています。
軽量モードでは、拡張機能のバイナリのみがインストールされ、エージェントについてはインストールされません。そのため、SQL serverサービスを再起動する必要はありません。軽量モードを選択した場合、Azure Portal経由で後からフルモードに移行することも可能です。

Azure portal にサインイン

ここからは、SQL IaaS Agentの拡張機能を有効化する手順になります。SQL IaaS Agentの拡張機能を有効化する時には、まずはAzure Portalにサインインします。

SQL仮想マシンにおけるリソースページに移動する

ここで、サインインできたら、次は「SQL 仮想マシン」のリソース ページに移動します。

[SQL Server VM の自動登録] をクリック

「SQL 仮想マシン」リソース ページに移動できたら、次は「SQL Server VM の自動登録」をクリックしましょう。すると、「SQL Server VM の自動登録」のページへ遷移します。

サブスクリプションを選択して同意する

「SQL Server VM の自動登録」のページへ移動できたら、最後に「サブスクリプションを選択」しましょう。そして、「使用許諾契約書の条項に同意する」にチェックを入れ、「登録」ボタンをクリックすれば、SQL IaaS Agentの拡張機能の有効化は完了になります。

SQL IaaS Agentの拡張機能をさらに詳しく

ここまでSQL IaaS Agentの拡張機能について詳しく解説してきました。ただ、この記事を読んだ方の中には「まだわからないことがたくさんある」「もっと詳しいことを知りたい」と感じている方もいるのではないでしょうか。
そんな方のために、SQL IaaS Agentの拡張機能の詳細について書かれた資料を用意しています。資料はフォームに必要事項を入力すれば、無料でダウンロード可能です。ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

この記事ではSQL IaaS Agentの拡張機能について解説してきました。SQL IaaS Agentの拡張機能の概要から自動登録の手法まで理解していただけたのではないでしょうか。SQL IaaS Agentの拡張機能は便利な機能が満載ですので、ぜひ活用してみてください。

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