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SUSEとは?メリットやopenSUSEのダウンロード方法を徹底解説

Linux製品を開発・提供するドイツの「SUSE」をご存じでしょうか。本記事では、SUSEの企業としての特徴や、SUSEが提供するopenSUSEについて解説します。openSUSEについてはダウンロード方法も具体的に説明します。

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SUSEって何?読み方は?

コンピューターやITの仕事に携わる方なら、カメレオンに似たキャラクター「ギーコ(Geeko)」を見たことがあるのではないでしょうか。ギーコは「SUSE」のマスコットキャラクターです。”geek”(コンピューターおたく)と”gecko”(ヤモリ)を組み合せてネーミングされました。

ではSUSEとはどのような企業なのでしょうか。

ドイツに拠点を置く多国籍企業

SUSEはドイツに本拠地を構える多国籍企業で、オープンソースソフトウエア(OSS)のパイオニア的存在です。

社名はドイツ語の”Software und System-Entwicklung”(ソフトウエアおよびシステム開発)からきています。読み方は「スーゼ」が一般的ですが、「ズーザ」や「ズーゼ」、「スージ」と呼ぶ場合もあります。

SUSEは初めて企業向けの商用Linux(リナックス)を販売した会社で、以来Linuxに特化した製品やサービスを提供しています。

SUSEが提供するLinuxとは?ダウンロード方法も解説

LinuxとはUNIX系OSの一種です。
OSといえば有償のWindowsやmacOSが代表的ですが、Linuxはほとんどが無償で、PCやサーバーにライセンス無しでインストールできます。

Linuxはオープンソースなので、ユーザーによる改良や再配布が可能です。なお再配布されたものをディストリビューション(流通、分布)と呼んでいます(詳しくは後述します)。
OSSの代表格であるLinuxは無償で使えることから、おもにサーバー用OSとして利用されています。自身でOSを開発したい人や大規模な基幹システムの開発者(運用者)、エンジニアにも適しているでしょう。

Linuxを利用する時には、配布元からディストリビューションのディスク・イメージファイル(isoファイル)をダウンロードします。 iso ファイルは、容量が大きいので通信環境やディスク領域に留意し、時間に余裕のある時に作業を行いましょう。

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openSUSEとは何か?

SUSEが提供するOSSの1つにopenSUSE(オープンスーゼ)があります。openSUSEの特徴について説明します。

openSUSEとはLinuxディストリビューションの1つ

openSUSEは、「openSUSEプロジェクト」が開発したLinuxディストリビューションの1つです。
openSUSEは高い汎用性をもち、さまざまな用途で活用できます。通常リリース版の Leap(リープ)と、ローリングリリースモデルで最新のLinuxを提供する Tumbleweed (タンブルウィード)の2種類がありますが、初心者の場合は、安定性重視のLeap版が適しています。

Linuxディストリビューションとは?

ここでディストリビューションについて整理しておきましょう。
Linuxとは、もともとはOSのコアである「カーネル」をさす言葉です。実際はカーネルだけではOSとしては機能せず、さまざまなソフトウエアが必要です。

カーネルとさまざまなアプリケーションやライブラリを組み合わせ、パッケージ化して配布したものが、Linuxディストリビューションなのです。Linuxは、Windowsやmacのように単一のOSではありません。ディストリビューションの数だけ種類があるのです。

Linuxは世界中の企業や有志から多くのディストリビューションが再配布されているので、利用する際には、自身や会社のニーズに合ったものを選択する必要があります。
たとえば操作性に注目すると、Linuxはコマンド入力のCUIがメインです。直感的で使いやすいGUIが適している場合は、GUIで操作できるディストリビューションを選んだほうがいいでしょう。

openSUSEのメリット

openSUSEは多目的、汎用ディストリビューションで、デスクトップあるいはサーバーで作業するユーザーや開発者をターゲットにしています。アップデートの頻度が高く、最新の技術をどんどん導入する傾向にあります。

大きな特徴は、さまざまなデスクトップ環境をサポートしており、インストール時にKDE4、GNOME、XFCE、LXDEなどから選択できることです。GUIで操作することも可能です。安定性に加え使い勝手のよさにも優れているので、初心者にも比較的使いやすいでしょう。
日本での表示や入力に関しても問題ありません。しかも無償で利用できます。
なおopenSUSE の情報源「open SUSE Wiki」(日本語)でも使い方を紹介しています。

openSUSEのダウンロード方法

openSUSE はほとんどのPCハードウエアに対応していますが、ダウンロードするには「2GHz デュアルコア以上のプロセッサ」「2GB システムメモリ」「40GB 以上の空き容量があるハードディスク」といったシステム要件を満たすことが必要です。

openSUSEのインストールは、日本語のGUIインストーラで実行できます。まずopenSUSEの公式ホームページよりopenSUSEのisoファイルをダウンロードし、メディアに書き込みます。この時点でLeapかTumbleweed のいずれかを選びます。

次にドライブにメディアをセットして起動し、初期設定を行います。表示言語で日本語を選択すると、手順は日本語で表示されます。

その後は画面に指示に従って、ライセンスに同意し、オンラインリポジトリを有効化し、システムの役割で、使用するデスクトップ環境をGNOME、KDE、Xfce、LXDEなどから選択します。次にパーティションやタイムゾーンを確認し、ユーザー情報を入力します。このページで「このパスワードをシステム管理者用のものとしても使用する 」のチェックをはずすと「root」パスワードの入力を求められます。

最後にインストール設定を確認して「インストール」をクリックします。
その後ログイン画面が表示されれば、インストールは完了です。日本語の表示、入力に関してはインストール直後から問題なく使えます。

SUSE Linux Enterprise Server(SLES)とは

SUSEでは有償のディストリビューションも提供しています。それがSUSE Linux Enterprise Server(SLES)です。

SUSE Linux Enterprise ServerはSUSEの歴史あるLinuxディストリビューション

SUSE Linux Enterprise Serverは、Enterprise(法人用)の名が示すように、商用のLinuxディストリビューションです。最初のリリースは2000年とその歴史は古く、これまでに幾度となくバージョンアップされてきました。SUSEの拠点があるヨーロッパでは、とくにサーバーで高いシェアを誇っています。

SLESはパフォーマンスを最大限引き出せる最新カーネルなど、業務システムに役立つ最新OSS機能を積極的に採用しており、ミッションクリティカルシステムや高可用性が求められるビジネスシーンで利用できます。

SUSE Linux Enterprise ServerとopenSUSEの違い

openSUSE は、SLESのベースとなっています。おおまかな表現をすればopenSUSEの Leap版は 、SLESからオープンソースのパッケージだけを取り出したディストリビューションといえます。

SLESは法人向けで有償のソフトウエアも含みますが、openSUSEはコミュニティベースで無償公開されていることも大きな違いです。なおSLESは有償のため、サポートやパッチ提供が受けられます。

まとめ

日々進化するSUSEのディストリビューションは、ビジネスシーンでの活躍が見込めます。openSUSEやSLESはMicrosoft Azure上でも利用できます。SUSE による 24 時間 365 日体制の Linux サポートやMicrosoft によるサポートが受けられるので、ぜひ活用をご検討ください。

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