
Slackの導入や有料プランへの移行を検討している方に向けて、最新の料金体系や各プランの違いを分かりやすく解説します。結論として、小規模なチームであれば無料のフリープランでも十分に活用できますが、過去のメッセージ検索や外部アプリ連携、セキュリティを重視する本格的なビジネス利用なら、プロプラン以上の有料プランへのアップグレードがおすすめです。
この記事で分かること
- 各料金プランの月額料金と機能の違い
- 無料プランでできることと具体的な制限事項
- 有料プランへアップグレードする最適なタイミング
- 料金の支払いやユーザー数に関するよくある疑問の解決
自社の規模や目的に合った、コストパフォーマンスの高い最適なプラン選びの参考にしてください。
Slackの料金プラン一覧と基本情報
ビジネスチャットツールとして広く利用されているSlackには、企業の規模や用途に合わせて複数の料金プランが用意されています。まずは、各プランの料金と基本的な特徴を一覧で確認してみましょう。
| プラン名 | 料金(年払い/月額換算) | 料金(月払い/月額) | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 0円 | 基本的なチャット機能、過去90日間の履歴閲覧 |
| プロ | 925円 | 1,100円 | 履歴の無制限検索、アプリ連携無制限、社外共有、基本的なAI機能(要約・議事録) |
| ビジネスプラス | 1,920円 | 2,300円 | Slack AIの標準搭載、高度なセキュリティ管理、99.99%稼働保証 |
| Enterprise Grid | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 複数ワークスペースの統合管理、最高水準のコンプライアンス |
| Enterprise+(2025年6月新設) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | Enterprise Gridの全機能+最高水準のAI・セキュリティ機能 |
※料金は1ユーザーあたりの金額です。2025年6月の料金改定でビジネスプラスプランの内容が拡充され、Enterprise+プランが新設されました。最新の正確な情報はSlack公式の料金プランページで確認できます。
フリープランの料金と特徴
フリープランは、初期費用や月額料金が一切かからない完全無料のプランです。少人数のチームや、本格的に導入する前のトライアルとして利用するのに適しています。基本的なメッセージのやり取りやファイルの共有は問題なく行えますが、いくつかの機能制限があります。
- メッセージとファイルの閲覧履歴は過去90日間まで
- 外部ツールとのアプリ連携は最大10個まで
- 音声通話やビデオ通話(ハドルミーティング)は1対1のみ
過去のやり取りを長期的に蓄積して検索する用途には向いていませんが、リアルタイムのコミュニケーションを中心とする小規模なプロジェクトであれば十分に活用できます。
プロプランの料金と特徴
プロプランは、本格的に業務でSlackを活用し始める中小規模のチームに最適なプランです。料金は1ユーザーあたり月額925円(年払いの場合)となっており、フリープランでネックになりやすい制限が解除されます。
- メッセージ履歴の無制限な閲覧と検索が可能
- GoogleドライブやZoomなどの外部アプリ連携が無制限
- 複数人でのグループ通話(ハドルミーティング)に対応
- Slackコネクトを利用して社外のパートナーと安全にやり取りが可能
- 会話・スレッドの要約、ハドルミーティング議事録などの基本的なAI機能が利用可能(2025年6月改定以降)
特に、過去のメッセージを無制限に検索できる点は、社内のナレッジを蓄積し、後から必要な情報を素早く引き出すために非常に重要です。
ビジネスプラスプランの料金と特徴
ビジネスプラスプランは、より高度なセキュリティや管理機能が求められる中規模から大規模の企業向けのプランです。料金は1ユーザーあたり月額1,920円(年払いの場合)です。2025年6月のアップデートにより、このプランにはSlack AIの高度な機能が標準搭載されるようになりました。
- プロプランのすべての機能
- Slack AIによる長文スレッドの要約や高度な情報検索
- SAMLベースのシングルサインオン(SSO)による安全なアクセス管理
- コンプライアンス要件を満たすための全データエクスポート機能
- 99.99%のアップタイム保証(SLA)
業務効率を飛躍的に高めるAI機能を利用したい場合や、厳格な情報管理体制を構築したい企業に選ばれています。
Enterprise Gridプランの料金と特徴
Enterprise Gridプランは、数千人から数万人規模の大企業や、複雑な組織構造を持つ企業に向けた上位プランです。2025年6月にはさらに上位の「Enterprise+」プランも新設されました。料金はいずれも公開されておらず、企業の要件に合わせて個別に営業担当へ問い合わせる必要があります。
- 社内に存在する複数のワークスペースを一元的に統合管理
- 厳しい業界標準のコンプライアンス要件への対応
- 高度なデータ損失防止(DLP)機能のサポート
部門ごとに独立したワークスペースを持ちながらも、全社的なガバナンスを効かせたい場合に必須となる機能が揃っています。
Slackの料金を支払う前に知っておきたい無料プランの制限
Slackは無料で使い始めることができる非常に便利なコミュニケーションツールですが、フリープランにはいくつか重要な制限が設けられています。本格的なビジネス用途でワークスペースを運用する場合、これらの制限が業務のボトルネックになる可能性があります。
メッセージの閲覧履歴の制限について
フリープランを利用する上で最も影響が大きいのが、過去ログの閲覧制限です。現在、Slackの無料プランでは、メッセージやファイルの閲覧履歴が直近90日間に制限されています。
90日を経過したメッセージや共有ファイルはワークスペース上から非表示となり、検索してもヒットしなくなります。この制限に対処するためには、重要な決定事項や議事録をNotionやGoogleドキュメントなどの外部ツールに転記して保存する運用ルールを設けるか、Slackの有料プランへアップグレードして無制限のメッセージ履歴を利用する必要があります。
連携できるアプリの数の上限
フリープランでは連携できるアプリの数は最大10個までに制限されています。アプリの連携枠を有効活用するためには、以下のような工夫が求められます。
- 業務への影響度が最も高い必須アプリのみを厳選して連携する
- 使用頻度の低いアプリは定期的に見直し、連携を解除する
- 複数の機能を集約できる統合型の外部ツールを活用する
音声通話とビデオ通話の機能制限
無料プランでのハドルミーティングは1対1(2名まで)の通話のみに限定されており、3名以上のグループ通話を行うことはできません。
| プラン | ハドルミーティングの参加可能人数 | 画面共有機能 |
|---|---|---|
| フリープラン(無料) | 最大2名(1対1のみ) | 制限あり |
| プロプラン以上(有料) | 最大50名 | フル機能で利用可能 |
Slackの料金に見合う有料プランへのアップグレードのタイミング
過去のメッセージを検索できず業務に支障が出たとき
過去のナレッジを蓄積し、いつでも検索して業務に活かしたいと感じた時が、有料プランへのアップグレードの最大のサインと言えます。プロプラン以上に移行することで、すべてのメッセージ履歴が無制限に検索可能となります。
社外のゲストと頻繁にやり取りをするようになったとき
有料プラン(プロプラン以上)にアップグレードすると、特定のチャンネルのみにアクセスできるゲストアカウントを発行できるようになります。
- シングルチャンネルゲスト:1つのチャンネルのみに参加可能なゲストです。有料メンバー1人につき5人まで無料で追加できます。
- マルチチャンネルゲスト:複数のチャンネルに参加可能なゲストです。通常の有料メンバーと同様に料金が発生します。
セキュリティやコンプライアンスを強化したいとき
| セキュリティ・管理機能 | プロプラン | ビジネスプラスプラン | Enterprise Grid |
|---|---|---|---|
| SAMLベースのSSO(シングルサインオン) | 非対応 | 対応 | 対応 |
| データエクスポート(すべてのメッセージ) | 非対応 | 対応 | 対応 |
| コーポレートエクスポート(プライベート含む) | 非対応 | 対応 | 対応 |
| カスタムメッセージの保持ポリシー | 対応 | 対応 | 対応 |
| HIPAAコンプライアンス要件への対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
よくある質問(FAQ)
Slackの料金は月額いくらですか?
| プラン名 | 年払い(月額換算) | 月払い |
|---|---|---|
| プロ | 925円 | 1,100円 |
| ビジネスプラス | 1,920円 | 2,300円 |
| Enterprise Grid / Enterprise+ | 営業担当へお問い合わせ | 営業担当へお問い合わせ |
最新の料金詳細やプランの比較については、Slack公式の料金ページをご確認ください。
Slackの無料プランはいつまで無料で使えますか?
Slackのフリープラン(無料プラン)は、期間の制限なくずっと無料で使い続けることができます。クレジットカード情報を登録する必要もないため、コストをかけずに長期間にわたって活用し続けることができます。
- メッセージの閲覧履歴は過去90日間まで
- 外部アプリとの連携は10個まで
- ハドルミーティング(音声・ビデオ通話)は1対1のみ
Slackの料金を日本円で支払う方法はありますか?
はい、Slackの料金は日本円での支払いに対応しています。利用可能な主な支払い方法は以下の通りです。
- クレジットカード決済(Visa、Mastercard、American Express、JCBなど)
- 請求書払い(一定の条件を満たす場合のみ)
Slackのプロプランとビジネスプラスプランの違いは何ですか?
| 機能・サポート | プロプラン | ビジネスプラスプラン |
|---|---|---|
| メッセージ履歴とアプリ連携 | 無制限 | 無制限 |
| 基本的なAI機能(要約・議事録) | 対応(2025年6月改定以降) | 対応 |
| 高度なSlack AI機能 | アドオン(月額1,200円/ユーザー) | 標準搭載 |
| シングルサインオン(SSO) | Google認証のみ | SAMLベースのSSOに完全対応 |
| データのエクスポート | パブリックチャンネルのみ | すべてのメッセージが対象 |
| 稼働率の保証(SLA) | なし | 99.99%の稼働率保証 |
| サポート対応 | 24時間365日サポート | 24時間365日サポート(初回応答時間4時間以内) |
Slackの料金はユーザー数によって変わりますか?
はい、Slackの有料プランはアクティブユーザー数に応じた従量課金制を採用しています。Slack独自の「フェアビリングポリシー」により、以下のような柔軟な対応が行われます。
- 新しくメンバーを追加した場合、残りの契約期間分のみが日割りで請求される
- 長期間(14日間以上)利用がない非アクティブ状態になった場合、その分は日割り計算でクレジット(預り金)としてアカウントに返還される
- 返還されたクレジットは、次回の請求時に自動的に充当される
Slackの料金は月額いくらですか(詳細版)
年払いと月払いの違いによるコストメリット
- プロプラン:月払い(1,100円)に比べて年払い(925円)は約16%お得
- ビジネスプラスプラン:月払い(2,300円)に比べて年払い(1,920円)は約16%お得
Slack AIを利用する場合の月額料金について
2025年6月の料金改定により、Slack AIの提供範囲が拡大しました。会話・スレッドの要約、ハドルミーティング議事録の2種類の基本的なAI機能はプロプランを含む有料プラン全体で利用可能になっています。一方、より高度なAI機能(詳細な情報検索・高度な要約など)はビジネスプラスプランに標準搭載されており、プロプランで追加利用する場合は1ユーザーあたり月額1,200円のアドオン料金が発生します。最新情報はSlack公式の料金ページでご確認ください。
Slackの無料プランはいつまで無料で使えますか(詳細版)
Slackの無料プラン(フリープラン)は、期間の制限なくずっと無料で使い続けることができます。期間限定のトライアル版とは異なり、自動的に有料プランへ移行されたり、勝手に料金が請求されたりすることは一切ありません。
無料プランの期間とアカウント管理に関する注意点
- 無料プランは期間の制限なく無期限で利用し続けることができる
- クレジットカードの事前登録が不要で、自動課金の心配が一切ない
- 長期間ログインがない非アクティブなワークスペースは削除対象になる場合がある
| 項目 | 無料プラン(フリープラン)の仕様 |
|---|---|
| 利用可能期間 | 無制限(いつまでも無料で利用可能) |
| 自動課金の有無 | なし(有料プランへの手動アップグレードが必要) |
| 非アクティブ時の対応 | 長期間利用がない場合、管理者に事前通知されたうえで削除される可能性がある |
継続して利用する意思がある場合は、定期的にワークスペースにログインしてアクティブな状態を保つことをおすすめします。
有料プランの無料トライアルとの違い
Slackには、フリープランとは別に「有料プランの無料トライアル」が提供されることがあります。無料プラン自体は無期限ですが、有料プランの高度な機能を一時的にお試しできるトライアル期間には、通常14日間や30日間といった日数の制限が設けられています。詳しくは、Slackの無料トライアルに関する公式ヘルプページも参考にしてください。
Slackの料金を日本円で支払う方法はありますか(詳細版)
| 支払い方法 | 対応ブランド・詳細 | 利用条件・対象プラン |
|---|---|---|
| クレジットカード決済 | Visa、Mastercard、American Express、JCB、Discover | すべての有料プラン(月払い・年払い対応) |
| 請求書払い(銀行振込) | 指定の銀行口座への振込(日本円での送金) | 一定の条件を満たす年間契約(主に一定額以上の契約) |
- JCBカードなど日本国内で普及しているブランドにも対応している
- 月払いと年払いの両方で選択可能である
- 支払い履歴やインボイス(領収書)はワークスペースの管理画面からいつでもダウンロード可能
請求書払いを希望する場合は、一定の利用金額を超える年間契約のワークスペースに限られます。詳細な条件や手続きについては、Slack公式のプランとお支払い方法のヘルプページで最新の情報を確認することをおすすめします。
- 支払いサイトは原則として請求書の発行日から30日以内(Net 30)となる
- 銀行振込の際にかかる振込手数料は支払い側(ユーザー企業)の負担となる
- 契約更新のタイミングで新しい請求書が管理者にメールで送付される
Slackのプロプランとビジネスプラスプランの違いは何ですか(詳細版)
| プラン名 | 月額料金(年払い) | 月額料金(月払い) | 対象となる組織の規模 |
|---|---|---|---|
| プロ | 925円 | 1,100円 | 小規模〜中規模のチーム |
| ビジネスプラス | 1,920円 | 2,300円 | 中規模〜大規模の企業 |
※料金は1ユーザーあたりの金額です。最新の価格情報はSlack公式サイトの料金プランをご確認ください。
セキュリティとコンプライアンス機能の違い
ビジネスプラスプランの最大の特徴は、企業の厳格なセキュリティ要件やコンプライアンスを満たすための機能が充実している点です。
- SAMLベースのシングルサインオン(SSO)
- SCIMプロビジョニングによるユーザー管理
- すべてのメッセージとファイルのデータエクスポート
- チャンネル数制限なしの投稿権限管理
サポート体制と稼働率保証(SLA)の違い
- 稼働率99.99%のアップタイム保証:ビジネスプラスプランでは、サービスの安定稼働が保証されており、万が一ダウンタイムが発生した場合には返金などの補償が受けられます。
- 優先的なカスタマーサポート:24時間年中無休で、初回対応が4時間以内に行われる手厚いサポートが提供されます。
自社に最適なプランの選び方
チーム内のコミュニケーションを円滑にし、外部ツールとの連携を無制限に行いたいだけであれば、プロプランで十分な効果が得られます。一方で、従業員の入退社に伴うアカウント管理を自動化したい場合や、全社的なセキュリティポリシーを適用したい場合は、ビジネスプラスプランを選択することが必須となります。
Slackの料金はユーザー数によって変わりますか(詳細版)
アクティブユーザー数に基づく「フェアビリングポリシー」
長期間ログインしていないユーザーや、アカウントが停止されたユーザーの分の料金は、自動的に日割り計算されてワークスペースにクレジットとして返還されるため、利用していないアカウントに対する無駄な支払いを防ぐことができます。
- ユーザーが新しく追加された場合:その日から請求期間の最終日までの日割り料金が請求されます。
- ユーザーが非アクティブになった場合:利用しなかった日数分の料金が日割り計算され、次回の請求時にクレジットとして相殺されます。
ユーザーのステータスと課金の関係
| ユーザーの種別 | 課金の有無 | 詳細 |
|---|---|---|
| ワークスペースのメンバー(管理者含む) | 課金対象 | 通常のアクティブユーザーとしてカウントされ、月額または年額の料金が発生します。 |
| マルチチャンネルゲスト | 課金対象 | 複数のチャンネルに参加できるゲストは、通常のメンバーと同じ料金が適用されます。 |
| シングルチャンネルゲスト | 無料(制限あり) | 1つのチャンネルにのみ参加できるシングルチャンネルゲストは、有料メンバー1人につき5人まで無料で招待できます。 |
| Slack Connectで繋がった外部ユーザー | 無料 | 自社のワークスペースに招待するわけではないため、外部組織のユーザーに対する課金は発生しません。 |
料金を最適化するためのポイント
- 退職者やプロジェクトを離れたメンバーのアカウントは速やかに解除する
- 一時的な業務委託や外部パートナーには、シングルチャンネルゲストを活用する
- 定期的にワークスペースの管理者ダッシュボードからアクティブユーザー数を確認する
Slackの課金に関する詳細な仕様や最新の仕組みについては、公式のフェアビリングポリシーのページもあわせてご確認ください。
まとめ
この記事では、Slackの料金体系や無料プランの制限、有料プランへ移行する最適なタイミングについて解説しました。
- 無料プランはメッセージ履歴(過去90日間)やアプリ連携数に制限がある
- プロプラン以上で履歴の無制限検索や社外ゲストとの連携が可能。基本的なAI機能(要約・議事録)も2025年6月改定以降は有料プラン全体で利用可能
- 高度なセキュリティや高度なAI機能を求めるならビジネスプラスプラン以上がおすすめ
- 2025年6月にEnterprise+プランが新設され、プラン体系が拡充された
- 料金は1ユーザーあたりの月額課金で、日本円での支払いも可能
過去のメッセージ検索に不便を感じたり、社外とのやり取りが増えたりした時がアップグレードのサインです。チームの生産性をさらに高めるために、まずは自社の利用状況を見直し、最適なプランへの移行を検討してみましょう。最新の料金・プラン情報はSlack公式の料金ページでご確認ください。










