
「Microsoft 365 Apps for businessの料金はいくら?」とお悩みではありませんか。結論として、本プランは月契約と年契約(月払い・年払い)から選択でき、定番のOfficeアプリを常に最新バージョンで利用できるコストパフォーマンスに優れた法人向けサブスクリプションです。本記事では、具体的な料金や導入メリット、他の法人向けプランとの違いをわかりやすく解説します。
この記事で分かること
- Microsoft 365 Apps for businessの料金体系と基本機能
- 法人向け他プラン(Basic、Standard)との比較
- 買い切り版Officeとの違いや導入メリット
- ライセンスやデバイス数に関するよくある疑問の答え
Microsoft 365 Apps for businessの料金プランと基本機能
Microsoft 365 Apps for businessは、中小企業向けに提供されているOfficeアプリを中心としたサブスクリプションサービスです。ここでは、具体的な料金プランと利用できる基本機能について詳しく解説します。
月額払いと年額払いの料金比較
Microsoft 365 Apps for businessの料金は、契約期間と支払い方法によって異なります。公式サイトでの提供価格は以下の通りです。
| 契約形態・支払い方法 | 料金(税抜) |
|---|---|
| 年契約(年払い) | 1ユーザーあたり月額相当1,499円(年額17,988円) |
| 月契約(月払い) | 1ユーザーあたり月額1,799円 |
年間を通じて利用することが決まっている場合は、年契約を選択することで月当たりのコストを抑えることができます。Microsoft公式サイトでも、年払いの価格が標準的な推奨プランとして提示されています。短期間のプロジェクトや、利用人数が頻繁に変動する場合には月契約が適していますが、長期的な運用を見据えるなら年契約がお得です。なお、表示されている価格はすべて税抜であり、サブスクリプションは原則として自動更新となります。
料金に含まれる主な機能とOfficeアプリ
本プランは、日々の業務に欠かせないデスクトップ版のOfficeアプリを利用できることが最大の魅力です。契約可能人数は最大300ユーザーとなっており、中小規模の組織に最適な設計となっています。料金に含まれる主なアプリケーションやサービスは以下の通りです。
- Word(文書作成)
- Excel(表計算)
- PowerPoint(プレゼンテーション)
- Outlook(メール・予定表管理)
- AccessおよびPublisher(※Windows PCのみ)
- OneDrive(1ユーザーあたり1TBのクラウドストレージ)
特に、1ユーザーあたり1TBのOneDriveが標準で付帯しているため、大容量のファイルも安全にクラウド上で保存することが可能です。ただし、Microsoft TeamsやSharePointといった組織向けの高度なグループウェア機能は本プランには含まれていません。そのため、Web会議や社内ポータルなどのコミュニケーションツールが必要な場合は、他のプランを検討するか、すでに導入している既存のツールと組み合わせて利用することになります。
Microsoft 365 Apps for businessを導入するメリット
Microsoft 365 Apps for businessは、法人向けに特化したOfficeアプリケーションのサブスクリプションサービスです。従来の買い切り型(オンプレミス版)とは異なり、ビジネスの生産性を高めるためのさまざまなメリットが用意されています。ここでは、導入によって得られる主な3つのメリットについて詳しく解説します。
常に最新バージョンのアプリが利用可能
サブスクリプション型であるMicrosoft 365 Apps for businessの最大の強みは、契約期間中であれば追加費用なしで常に最新バージョンのOfficeアプリを利用できる点です。Word、Excel、PowerPointなどの主要アプリケーションに対して、定期的に新機能の追加やセキュリティの更新が行われます。
従来の買い切り型ライセンスの場合、新しいバージョンがリリースされるたびに買い直す必要があり、コストや移行の手間がかかっていました。しかし、本プランを導入することで、社内全体のソフトウェアを常に最新かつ安全な状態に保つことができます。セキュリティの脆弱性を突くサイバー攻撃のリスクを低減できるだけでなく、IT管理者のアップデート作業に関する負担も大幅に軽減されます。
1ユーザーにつき複数デバイスで利用できる
現代のビジネスシーンでは、オフィスでのデスクトップパソコン、外出先でのノートパソコン、移動中のスマートフォンやタブレットなど、複数のデバイスを使い分ける働き方が一般的になっています。本プランは、1つのユーザーライセンスで複数のデバイスにOfficeアプリをインストールできる柔軟性を備えています。
具体的には、1ユーザーあたり以下のデバイス数までインストールが可能です。
| デバイスの種類 | インストール可能台数 |
|---|---|
| Windows PC または Mac | 最大5台 |
| タブレット(iPad、Android、Windows) | 最大5台 |
| スマートフォン | 最大5台 |
このように、合計15台までのデバイスにインストールできるため、テレワークやハイブリッドワークといった多様な働き方にスムーズに対応できます。従業員が個人の端末を業務に利用するBYOD(Bring Your Own Device)を推進する際にも、安全な環境で業務データを編集・閲覧することが可能です。
クラウドストレージによるファイル共有の効率化
Microsoft 365 Apps for businessには、1ユーザーあたり1TBの大容量クラウドストレージ「OneDrive for Business」が標準で付属しています。このクラウドストレージを活用することで、社内外でのファイル共有や共同作業が飛躍的に効率化されます。
クラウドストレージを利用する主なメリットは以下の通りです。
- 大容量ファイルの安全な共有(パスワード保護や有効期限の設定)
- 複数人でのドキュメントの同時編集(リアルタイムな共同作業)
- デバイスの紛失や故障時のデータバックアップ
- ファイルのバージョン履歴機能による誤操作からの復元
たとえば、チームメンバーと同時に同じExcelファイルを開いて編集したり、外出先からスマートフォンで最新の企画書を確認したりすることが容易になります。詳しくはMicrosoft 365 Apps for businessの公式サイトでも案内されている通り、クラウドを活用したシームレスな連携は、現代のビジネスにおいて欠かせない要素です。ファイルサーバーの維持管理コストを削減しつつ、セキュアなデータ管理を実現できます。
法人向け他プランとの料金および機能比較
Microsoft 365の法人向けプランには、企業の規模や目的に応じて複数の選択肢が用意されています。ここでは、代表的な中小企業向けプランである「Microsoft 365 Business Basic」および「Microsoft 365 Business Standard」と、本記事の主題である「Microsoft 365 Apps for business」の料金や機能を比較します。なお、記載している料金は2026年7月の価格改定後に適用されている年契約・月額換算の金額です。最新の正確な情報はMicrosoft公式サイトで確認してください。
| プラン名 | 月額料金(年契約) | デスクトップ版Officeアプリ | Web・モバイル版Officeアプリ | グループウェア機能(Teams・Exchangeなど) |
|---|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Apps for business | 1,499円 | 利用可能 | 利用可能 | 含まれない |
| Microsoft 365 Business Basic | 1,049円 | 含まれない | 利用可能 | 利用可能 |
| Microsoft 365 Business Standard | 2,098円 | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 |
Microsoft 365 Business Basicとの違い
Microsoft 365 Business Basicは、月額1,049円(年契約の場合)で利用できるコストパフォーマンスに優れたプランです。Apps for businessとの最も大きな違いは、デスクトップ版のOfficeアプリが提供されない点にあります。
Business Basicでは、WordやExcel、PowerPointなどはWebブラウザ版およびモバイル版のみの提供となります。一方で、Apps for businessには含まれていないビジネス用メール(Exchange Online)や、オンライン会議・チャットツール(Microsoft Teams)などのグループウェア機能が標準で備わっています。
そのため、以下のような企業にはBusiness Basicが適しています。
- すでに別の手段でデスクトップ版Officeを導入しており、追加でTeamsなどのコミュニケーションツールを導入したい
- 外出先からのアクセスが多く、Web版やスマートフォンアプリのOffice機能だけで業務が完結する
- できるだけコストを抑えて社内のクラウド環境を構築したい
Microsoft 365 Business Standardとの違い
Microsoft 365 Business Standardは、月額2,098円(年契約の場合)で提供されている総合的なビジネスプランです。Apps for businessとBusiness Basicの両方の強みを兼ね備えた内容となっています。
Apps for businessで利用できる高度なデスクトップ版Officeアプリ(Word、Excel、PowerPointなど)に加え、Business Basicで提供されるExchange Online(法人向けメール)やMicrosoft Teams(チャット・Web会議)、SharePoint Online(社内ポータル・ファイル共有)といった多彩なクラウドサービスをすべて利用可能です。
Business Standardを選ぶべきケースとしては、以下のような状況が挙げられます。
- デスクトップ版のOfficeアプリを使って本格的な資料作成やマクロを用いたデータ分析を行いたい
- 同時に、社内外との円滑なコミュニケーションのためにTeamsや法人用メールアドレスも一元管理したい
- テレワークやハイブリッドワークを推進するためのITインフラを包括的に整えたい
このように、自社の業務において「パソコンにインストールするデスクトップ版アプリが必要か」「TeamsやExchangeなどのグループウェア機能が必要か」という2つの軸で検討することで、無駄なコストをかけずに最適なプランを選択することができます。
よくある質問(FAQ)
ここでは、Microsoft 365 Apps for businessの料金や機能、導入を検討する際によく寄せられる疑問について回答します。
買い切り版のOfficeとMicrosoft 365 Apps for businessの違いは何ですか
最大の大きな違いは、課金形態と提供される機能のアップデート方式です。Microsoft 365 Apps for businessは月額または年額で料金を支払うサブスクリプション型のサービスであり、契約期間中は常に最新の機能とセキュリティ更新プログラムが提供されるという特徴があります。一方で、買い切り版のOffice(Office Home & Businessなど)は、一度購入すれば追加費用なしで永続的に利用できますが、購入時のバージョンから新しい機能が追加されることはありません。
両者の主な違いは以下の表の通りです。
| 比較項目 | Microsoft 365 Apps for business | 買い切り版Office |
|---|---|---|
| 課金形態 | サブスクリプション(月契約・年契約) | 一括払い(永続ライセンス) |
| バージョンの更新 | 常に最新バージョンを利用可能 | 購入時のバージョンに固定 |
| インストール可能台数 | 1ユーザーにつき最大15台 | 1ライセンスにつきPCまたはMac2台まで |
| クラウドストレージ | 1TBのOneDrive for Businessが付属 | なし(無料枠の5GBのみ) |
個人向けのMicrosoft 365 Personalを法人で利用しても問題ありませんか
日本国内で提供されているMicrosoft 365 Personalには商用利用権が含まれているため、法人や個人事業主が業務目的で利用すること自体はライセンス違反にはなりません。しかし、個人向けプランであるため、企業で組織的に活用するための管理機能が不足しています。
法人向けプランであるMicrosoft 365 Apps for businessを導入することで、以下のようなメリットがあります。
- 退職者や異動者に伴うライセンスの割り当て・解除の一元管理
- 組織全体のセキュリティポリシーの適用
- 法人向けサポート窓口の利用
企業として複数人でOfficeアプリを利用する場合は、管理面やセキュリティの観点から法人向けプランの契約が推奨されます。
Microsoft 365 Apps for businessでTeamsは使えますか
Microsoft 365 Apps for businessには、Microsoft Teamsは含まれていません。このプランは、Word、Excel、PowerPointといったデスクトップ版Officeアプリと、1TBのクラウドストレージ(OneDrive)の利用に特化したパッケージとなっています。
もし、社内外でのWeb会議やチャット、ファイルの共同編集など、Teamsを中心としたコミュニケーション機能を利用したい場合は、Teamsが含まれている「Microsoft 365 Business Basic」や「Microsoft 365 Business Standard」といった他の法人向けプランを検討するか、Microsoft 365 法人向けプランの比較ページを確認して自社に最適なプランを選択してください。
1つのライセンスで何台のデバイスにインストールできますか
Microsoft 365 Apps for businessでは、1ユーザーあたり最大15台のデバイスにOfficeアプリをインストールして利用することができます。具体的な内訳は以下の通りです。
- Windows PC または Mac:5台
- タブレット(iPad、Android、Windows):5台
- スマートフォン(iPhone、Android):5台
このように複数のデバイスで利用できるため、オフィスではデスクトップPC、外出先ではノートPCやタブレット、移動中はスマートフォンといったように、多様な働き方に柔軟に対応することが可能です。
契約途中で他のプランへアップグレードすることは可能ですか
はい、契約の途中であっても他の上位プランへアップグレードすることが可能です。企業の成長や業務内容の変化に伴い、Teamsや法人メール(Exchange Online)などの追加機能が必要になった場合、Microsoft 365管理センターから簡単にプランの変更手続きを行うことができます。
アップグレードを行う際は、現在利用しているアカウントやデータ、設定などがそのまま新しいプランへ引き継がれるため、業務を停止することなくスムーズに移行できる点が大きなメリットです。
まとめ
本記事では、「Microsoft 365 Apps for business」の料金や機能、他プランとの違いについて解説しました。この記事の重要なポイントは以下の通りです。
- 常に最新のOfficeアプリと1TBのクラウドストレージが利用可能
- 1ユーザーにつき最大15台のデバイスにインストールできる
- Teamsや法人メールが必要な場合はBusiness Standardなどの別プランを選ぶべき
自社の業務に必要な機能を正確に把握することが、コスト最適化と業務効率化の鍵となります。まずは社内の要件を整理し、自社に最適なプランの導入を進めてみましょう。









