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ビジネスインテリジェンス(BI)の意味とは? 必須のツールも解説

ビジネスインテリジェンス(BI)の意味や概要、機能や利用するメリット、最適なBIツールの選定方法について解説している記事です。導入することで、業務効率化や迅速な経営判断を実現できます。併せて、おすすめのBIツールやデータ集約基盤もご紹介しますので、BIの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ビジネスインテリジェンス(BI)の意味とは? 必須のツールも解説

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ビジネスインテリジェンスとはデータを活用し経営戦略の意思決定を行うこと

「ビジネスインテリジェンス」とは、企業に蓄積された膨大な業務関係のデータを収集・分析・加工し、その結果をもとに経営判断や業務効率化に役立てることを指します。一般的には「BI」と省略されることが多く、関連するソフトウェアなども「BIツール」「BIシステム」と呼ばれます。

最初にBIという言葉が使われたのは、IBM社の研究所です。企業経営に影響を与えたあと、調査会社Gartnerグループのアナリストが概念の整理を行い、現在のようなデータ活用の基礎となる考え方が生まれました。現在ではBIツールが普及し、誰もがデータを活用できるような仕組みが広がりつつあります。

ビジネスインテリジェンスアナリストやビジネスインテリジェンスエンジニアといった専門技術者が、ツールを使いながらデータ分析を行う場合もありますが、高機能なBIツールを使えば、一般の方でも有用なデータの分析結果を得られます。「Power BI」のように有名なBIツールの場合、入門書なども多数発行されており、使い方を一からわかりやすく学ぶことも可能です。

「脱サイロ化」がビジネスインテリジェンス実現の鍵

BIツールの導入により、「データ分析にかかる時間が短縮された」「データの有効活用で経営判断が迅速化した」という事例もあります。しかし、それらを実現するためには、システムの脱サイロ化が必須です。

「サイロ化」とは、システム同士が分断されており、連携が難しい状態のことです。そのままではビジネスインテリジェンスの実現は困難であるため、分断を解消し、連携できる状態にする必要があります。そのためには、社内システムを統合するデータ集約基盤の導入が不可欠です。

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ビジネスインテリジェンスにはツールの活用が不可欠

データ分析の結果を業務や経営判断に活用するといっても、社内に蓄積された膨大なデータを目視や手作業で確認していくのは大変です。分析作業の負担を軽減するためにも、BIツールの導入は欠かせません。以下、BIツールの機能や導入メリットについて解説します。

ビジネスインテリジェンスツールの機能

BIツールを成り立たせる重要な機能として、基幹系システムとデータ連携をする仕組みがあります。BIツールによるデータ分析は、社内の既存システムに蓄積されたデータを活用して行われるため、連携する仕組みはBIの実現に必須です。

そして、BIツールのメイン機能となるのがデータ分析・集計です。集めたデータをBIツールが分析し、その結果を出力します。通常、データ分析をするには専門的な知識やスキルが求められますが、BIツールを活用することで、誰でも簡単に専門的な分析結果を入手できます。

そのほか、レポート出力機能も標準搭載されていることが少なくありません。定型・非定型レポートやOLAPレポートの出力対応のほか、PDF/Excel/Wordなどさまざまなファイル形式での出力も可能です。デザイン機能を使えば、印刷用にレポートの表示を整えられるのも特徴です。

BIツールが出したデータの分析結果は、ダッシュボード機能を通じて、グラフなど視覚的に理解しやすい形で表示されます。BIツールを使うなら、ビジュアル化する機能は重要です。分析結果で数字の一覧が延々と続く一覧表と、一目でわかるように可視化・整理されたレポートを比べると、後者のほうが理解しやすいのは明らかでしょう。

また、データを視覚化することによって改善点や課題も明確になるため、問題解決のスピードアップが図れます。情報共有やインサイトの発見、リアルタイムのデータに基づいた経営判断を下すときなどにも役立ちます。

ビジネスインテリジェンスツールのメリット

データ分析を始めたいなら、企業内に散在しているデータを集める必要があります。営業支援のSFA、顧客管理を行うCRMなど、それぞれのシステムに溜まったデータをBIツールが横断的に分析します。従来のやり方だと、システムごとのデータをCSVなどで出力して一箇所にまとめる、という作業が必要でした。しかし、BIツールでシステム同士を連携させれば、そうした手間のかかる作業は不要になります。

抽出したデータや分析結果を表示するときは、表やグラフなどの視覚的にわかりやすい形式で表示できます。そのため、量が多いデータや更新の早いデータでも、一目で把握しやすいでしょう。また、高度な分析機能の利用により、質の高い分析結果を素早く得られるのもメリットです。レポート出力機能を利用して、必要なレポートをすぐに作成することも可能です。

大量のデータを分析するときに、人間では見逃してしまうような関連性や問題も、ツールなら検出できることがあります。たとえば、データを高度に深掘りするデータマイニングによって、潜在的な問題を早期発見できるケースは少なくありません。もちろん課題以外にも、インサイトや業務効率化のヒントも掴めるなど、さまざまなメリットがあります。

ビジネスインテリジェンスツールの選定方法

ここでは、BIツールの選び方についてご紹介します。以下のポイントを押さえ、自社に最適なものを選択しましょう。

導入形態を検討する

まず、BIツールの導入形態には「クラウド型」「オンプレミス型」の2種類があります。クラウド型は初期費用を抑えられるうえ、利用場所の融通も利きます。一方、オンプレミス型はセキュリティ性やカスタマイズ性に優れるものの、初期費用が高かったり、社外利用できなかったりするなどのデメリットが目立ちます。どちらが一概に優れているとはいえないため、自社の要件に合わせて検討しましょう。

既存システムとの相互運用性を確認する

既存システムのデータとどの程度連携できるかも必ず確認しましょう。連携可能なデータが少ないと、BIツールを活用できる範囲が狭くなります。DWH/ERP/SFAなどは大抵のBIツールで対応していますが、ほかのアプリやSNSとの連携はツール次第です。社内で複数のシステムが散在している場合は、ETLやDWHでデータ統合を行う必要があり、対応ツールを探す必要があります。

必要な機能を備えているか確認する

ツールを選ぶときは、必要な機能が揃っているかどうかも重要です。基本機能で何が備わっているかをきちんと確認してから導入しましょう。ちなみに、基本機能としてよく搭載されているのは、ETL(データ抽出機能)や分析機能、レポート機能、ダッシュボード機能などです。

分析に重きを置きたいなら、高度な分析機能が搭載されたツールを選ぶべきでしょう。分析したデータのわかりやすさを求める場合は、グラフ表示に対応した機能が欠かせません。レポート出力する場合は、レイアウトの見やすさも重要です。このように、ツールに求めるものから逆算して必要な機能を詰めていくと、ニーズに近いツールが選べるはずです。

ツールのタイプを確認する

BIツールもよく調べてみると、「従来型」「セルフサービスBI」などの類型があるため、よく検討して自社に合ったほうを選ぶ必要があります。

従来型の場合は、企業の情報システム部門で使用する想定で設計されていることが多く、扱うのに専門知識が求められます。対してセルフサービスBI型は、専門知識のない一般社員や経営者でも使用できるような設計になっており、必要な人が必要なときにデータ抽出やレポートの入手が可能です。

ITによる業務効率化が進む現代では、誰でも使いやすいツールかどうかが、大きな選定基準となるのが一般的です。そのため、セルフサービスBI型のツールに注目が集まっています。

料金体系を確認する

予算に見合ったコストに収まるかどうかも、選択するうえで大切です。どれくらいのコストが必要かは、ツールごとの料金体系によって異なります。一般的なのはユーザー数に応じて利用料金が変わるタイプですが、サーバライセンス型などデータ利用量に応じて課金されるパターンもあるため、契約前によく確認しましょう。

AzureとPower BIの併用で効果的なビジネスインテリジェンスを

Microsoft社が提供するクラウドプラットフォーム「Azure」と、データ分析ツールのPower BIを併用することで、自社に効果的なビジネスインテリジェンスがもたらされます。連携によりリアルタイムの分析レポートを入手できるため、新たなインサイトの発見にもつながります。

Azureは、ストレージや仮想マシンなどを含む200以上のクラウドサービスを、必要な分だけ自由に自社ビジネスに導入できるサービスです。多様な環境に対応できる基盤でもあるため、クラウドやオンプレミス、データソースの量などの条件を問わず、さまざまな企業のシステム環境に対応します。

AzureとPower BIには親和性があり、相互接続されるためAzureのさまざまなサービスを利用しつつ、効率的なBI環境の構築も実現します。複数のAzureデータソースを利用したカスタマイズレポートや、多面的な分析レポートを作成することも可能です。また、Power BIとAzureはシステム間で連携する仕組みがあるため、システムが孤立せず、サイロ化の防止にもつながります。

効率的なBIツールとデータ集約基盤の導入、データの有効活用を社内で推進していきたいと考えている方には、AzureとPower BIの併用がおすすめです。

まとめ

BIツールを導入することで、業務効率化やインサイトの発見、データに基づく経営判断などさまざまなメリットを得られます。効果的に導入するには、システムの脱サイロ化や最適なBIツールの選定などが必要です。
導入の場合はMicrosoft社のAzureや「Power BI」の併用が使い勝手が良いため、ぜひご検討ください。

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