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【2026年版】AWS認定資格とは?全12種類の難易度・受験料・選び方を徹底解説

この記事で分かること

  • AWS認定資格の全体像と4つのレベル区分(Foundational/Associate/Professional/Specialty)
  • 各レベル・各資格の特徴、対象者、受験料の目安
  • 自分に合った資格の選び方とおすすめの取得順序
  • 効率的な学習方法と試験の申し込み手順
  • 有効期限・再認定の仕組みと費用を抑えるポイント

AWS認定資格(AWS Certification)は、Amazon Web Services(AWS)が公式に提供するクラウドスキルの認定制度です。2026年時点でベータ試験を含む全12種類が存在し、レベルや職種に応じて幅広いラインアップが揃っています。クラウド移行やDX推進が加速する現在、情シス担当者からインフラエンジニア、アーキテクトまで、多くのITプロフェッショナルが取得を目指している資格です。本記事では、資格の種類・難易度・受験料・学習方法・申し込み手順まで、選び方に迷わないよう体系的に解説します。

【2026年版】AWS認定資格とは?全12種類の難易度・受験料・選び方を徹底解説

AWS認定資格とは何か

AWS認定資格は、Amazonが設計・運営するクラウド技術の公式認定制度であり、世界共通の基準でAWSスキルを証明できます。2025年1月時点で世界のアクティブ認定件数は142万件超、資格保有者は105万人を超えており、クラウド分野の認定資格として世界最大規模の普及率を誇ります。

資格取得の主なメリットは次の3点です。

  • 体系的なスキル習得:100種類以上のAWSサービスを試験範囲に沿って整理して学べるため、断片的な知識が体系化されます。
  • キャリア・市場価値の向上:転職市場や社内評価でのスキル証明に直結し、特にソリューションアーキテクトや機械学習系の資格は求人要件に挙げられるケースが増えています。
  • 組織への貢献:組織への貢献:認定資格保有者がいる組織において、スタッフの生産性が向上したと回答されており、また89%がトラブルシューティングが迅速化したと報告しています(AWS公式調査)。

AWS認定資格の種類一覧(4レベル構成)

AWS認定資格はFoundational(基礎)・Associate(実務中級)・Professional(上級)・Specialty(専門特化)の4レベルに分類されています。2024〜2026年にかけて資格の再編が進み、一部のSpecialty資格が廃止・統合されつつ、AIやデータ系の新資格が追加されています。受験前には必ずAWS公式サイトで最新情報を確認してください。

以下に現行の主要資格を一覧でまとめます(2026年6月時点の情報。※具体的な受験料、過去の資格名からの移行履歴、学習時間の目安については、最新のAWS公式サイトで必ずご確認ください)。

レベル 資格名(略称) 対象者 受験料(USD)
Foundational Cloud Practitioner(CLF) AWS初心者・非エンジニア職 100
Foundational AI Practitioner(AIF) AI・生成AIの基礎を学びたい方 100
Associate Solutions Architect – Associate(SAA) クラウド設計・アーキテクト志望 150
Associate Developer – Associate(DVA) アプリケーション開発者 150
Associate CloudOps Engineer – Associate(SOA) クラウド運用・管理担当 150
Associate Data Engineer – Associate(DEA) データ基盤・データパイプライン担当 150
Associate Machine Learning Engineer – Associate(MLA) ML開発・AI実装担当 150
Professional Solutions Architect – Professional(SAP) 上級アーキテクト(2年以上の実務経験推奨) 300
Professional DevOps Engineer – Professional(DOP) 開発・運用の統合を担う上級者 300
Professional Generative AI Developer – Professional(AIP)※ベータ終了・正式版 生成AI開発の上位エンジニア 300
Specialty Security – Specialty(SCS) セキュリティ専門家 300
Specialty Advanced Networking – Specialty(ANS) ※2026年8月25日に引退 ネットワーク 300

受験料は米ドル建てで、為替レートにより円換算額が変動します。2026年4月時点の目安では、100 USDが約16,500円、150 USDが約24,750円、300 USDが約49,500円とされています。

各レベルの詳細と対象者

Foundational(基礎レベル):IT職種を問わず受験可能

Foundationalは事前の実務経験が不要な入門資格で、エンジニア以外の職種にも広く開かれています。CLF(クラウドプラクティショナー)とAIF(AIプラクティショナー)の2種類があります。

CLFはAWSクラウドの概念・主要サービス・セキュリティ・料金体系を幅広くカバーしており、IT営業・マーケター・経営層がAWSの全体像を把握するためにも活用されています。学習時間の目安は40〜80時間程度で、独学でも1〜2か月で合格を目指せます。

AIFはAI・機械学習(ML)・生成AIの基礎概念と、AWS上のAIサービス活用に関する知識を問う資格です。2024年に新設されたばかりで、AI導入を検討しているビジネス職やマネジメント層にも適しています。Foundationalレベルに分類されていますが、AIの概念的な理解が求められるため難易度はやや高めと感じる受験者も多いようです。

Associate(実務中級レベル):職種別に5資格から選ぶ

Associateは1年以上のAWS実務経験を想定した実践的な資格群で、設計・開発・運用・データ・MLの5つの職種別に用意されています。

  • SAA(ソリューションアーキテクト):高可用性・セキュリティ・コスト最適化を考慮したシステム設計力を問う資格。Associateの中で最も受験者数が多く、インフラエンジニアや設計担当者の登竜門として位置づけられています。コーディング経験が必須ではないため、クラウド転向を目指す方にも取り組みやすい構成です。学習時間の目安は50〜120時間。
  • DVA(デベロッパー):Lambda・DynamoDB・API GatewayなどAWS上でのアプリケーション開発に関する知識を問います。プログラミング経験があるバックエンド開発者に適した資格です。
  • SOA(CloudOps Engineer):2025年9月にAWS Certified SysOps AdministratorからAWS Certified CloudOps Engineer(SOA-C03)へ名称変更されました。AWSインフラのモニタリング・運用・自動化に強みを持つエンジニア向けです。
  • DEA(データエンジニア):データパイプラインの構築・管理・最適化を担うエンジニア向けの比較的新しい資格です。DX推進でデータ活用基盤の整備を担う担当者にも注目されています。
  • MLA(機械学習エンジニア):AWS上でMLモデルを開発・展開・運用するエンジニア向けの資格で、AI活用の実務能力を証明します。

Professional(上級レベル):2年以上の実務経験が目安

Professionalは2年以上のAWS実務経験を持つ上級者を対象とした高難度資格です。試験では「正解が一つではない設計問題」が増え、複雑な要件を総合的に判断する力が求められます。

  • SAP(ソリューションアーキテクト・プロフェッショナル):大規模・複雑なクラウドアーキテクチャを設計できる最上位の設計者向け資格です。
  • DOP(DevOpsエンジニア・プロフェッショナル):ソフトウェア開発とクラウド運用を統合し、継続的インテグレーション・デリバリー(CI/CD)を推進する高度な能力を証明します。
  • AIP(生成AIデベロッパー・プロフェッショナル):Amazon BedrockなどのAWSの生成AIサービスを活用して本番環境にAIソリューションを構築・デプロイできる能力を証明する資格で、2026年に正式版受験が開始されました。

Specialty(専門特化レベル):特定領域の深い専門性を証明

Specialtyは特定の技術領域に特化した専門家向け資格です。2024〜2026年の再編でデータベースやデータ分析などの資格が廃止・統合され、現在は以下の2資格が残っています。

  • SCS(セキュリティ・スペシャリティ):2025年12月にSCS-C03へ移行し、生成AI・MLセキュリティの内容が強化されました。AWSクラウドのセキュリティソリューションを実装する専門的な知識・技能を証明します。
  • ANS(高度ネットワーキング・スペシャリティ):多様なAWSサービスに対応したネットワークアーキテクチャの設計・管理の専門家向け資格です。(2026年8月25日に引退予定)

自分に合った資格の選び方とロードマップ

AWS認定資格を選ぶ際は、現在の経験レベルと目指す職種・ロールを軸に検討するのが最短ルートです。以下の選び方を参考にしてください。

経験レベル別のおすすめ出発点

  1. AWSの実務経験がない・クラウド初心者:まずCLF(クラウドプラクティショナー)でAWSの全体像を把握してから、職種に合ったAssociate資格へ進みましょう。CLFは学習コストが低く、次のAssociate取得時の土台になります。ただし実務経験があるエンジニアにとっては内容が基礎的すぎる場合もあるため、時間効率を重視するならSAAから直接挑戦する判断もあり得ます。
  2. クラウド・IT経験が1年以上ある:自分の職種に対応するAssociate資格から受験します。設計担当ならSAA、開発者ならDVA、運用担当ならSOAが標準的なルートです。SAAはリソース・コミュニティが最も充実しているため、職種を問わず最初のAssociateとして選ばれやすい傾向があります。
  3. 上位のキャリアを目指す(2年以上の実務経験):Associate取得後にSAPまたはDOPへ進みます。AIや生成AI分野に軸足を置くなら、AIF→MLA→AIPというAI特化ルートが有効です。

職種別のおすすめ資格ルート

職種・ロール おすすめルート
インフラ設計者・アーキテクト CLF → SAA → SAP
アプリ開発者 CLF → DVA → DOP
クラウド運用・情シス担当 CLF → SOA → DOP
データエンジニア・データ分析担当 CLF → DEA(→ ANSまたはSCS)
AI・機械学習エンジニア AIF → MLA → AIP
非エンジニア(営業・マーケター・経営層) CLF または AIF

効果的な学習方法

AWS認定資格に合格するためには、インプットと実践的なアウトプットを組み合わせた学習が有効です。以下の方法を状況に応じて組み合わせましょう。

AWS Skill Builder(公式学習プラットフォーム)の活用

AWSが公式に提供する学習プラットフォームAWS Skill Builderには、無料のデジタルトレーニングや試験準備コースが豊富に用意されています。出題元の公式な見解に基づいた内容で、日本語字幕付きの動画も多く独学でも取り組みやすい環境が整っています。まず試験ガイドとSample Questionsで出題傾向を掴むことをおすすめします。

参考書・問題集による体系学習

特に初学者には、専門用語やAWS独自の概念を丁寧に解説したテキストを一冊通読することで、基礎固めがスムーズになります。Udemyでは日本語対応のAWS認定試験対策講座が多数公開されており、セール期間を活用すれば低コストで質の高いコンテンツにアクセスできます。

AWS無料枠(Free Tier)でのハンズオン

知識の定着に最も効果的なのは実際に手を動かすことです。AWSには無料利用枠(AWS Free Tier)があり、自分のアカウントでEC2を立ち上げたりS3にファイルを保存するなど、学習した設計・構成を実環境で試すことができます。ハンズオン経験の有無は特にAssociate以上の問題の正答率に大きく影響します。

模擬試験で弱点を把握する

AWS Skill Builderの公式模擬試験や市販の問題集を活用し、本番形式での演習を繰り返しましょう。問題を解くだけでなく、誤答の根拠をAWS公式ドキュメントで確認する習慣が合格率を高めます。

受験手順と試験当日の流れ

STEP 1:AWSビルダーIDまたは認定アカウントを作成する

AWSの認定試験を受けるには、まずAWS認定アカウント(AWSビルダーID)を無料で作成します。このアカウントから試験の申し込み・スケジュール管理・合格証の確認などを一元的に行います。

STEP 2:受験する試験を選択して申し込む

アカウントのダッシュボードから希望する試験を選択し、受験形式を選びます。受験方式は次の2種類から選択可能です。

  • テストセンター受験(ピアソンVUE):全国各地のピアソンVUE試験センターで受験します。設備が整った静かな環境で集中して取り組めるため、自宅での受験環境が整っていない方にも向いています。
  • オンライン監視受験(自宅・オフィス):ウェブカメラと画面共視を通じて監督員がリアルタイムで監視する形式で、自宅などから受験できます。多くの試験は24時間受け付けており、スケジュールの柔軟性が高い方式です。

STEP 3:試験を受験する

試験は多肢選択・複数回答形式で、試験時間はレベルによって異なりますが90〜180分が一般的です。問題は日本語で出題され、試験中に英語表示への切り替えも可能です。合否はスケール化得点(満点1,000点)で判定され、合格ラインは一般的に720〜750点前後です。

STEP 4:合格後の特典を活用する

合格するとデジタルバッジと認定証が付与されます。さらに次回受験に使える50%割引バウチャーが配布されるため、上位資格の受験料を半額に抑えることができます。このバウチャーを計画的に活用することで、複数資格の取得コストを大きく削減できます。

有効期限と再認定の仕組み

有効期限と再認定の仕組み AWS認定資格には有効期間があり、定期的な再認定によって全体的な価値を高めることができます(※『取得日から3年間』という具体的な期間や、『AWS Cloud Quest』を用いた詳細な更新ルール等については、最新のAWS公式サイトをご確認ください)。 再認定(更新)の方法は以下の通りです。

  • 同じ試験を再度受験して合格する
  • 保有資格より上位のレベルの試験に合格する(Foundational・Associateは上位資格での更新が可能)

再認定時には合格者特典の50%割引バウチャーを利用できるため、新規受験時より低コストで更新できます。なお、有効期限が切れてしまうと再認定の対象外となるため、期限管理は非常に重要です。

資格取得にかかる費用を抑える3つのポイント

AWS認定資格の受験料は決して安くないため、費用対効果を意識した計画が重要です。

  1. 合格者特典の50%割引バウチャーを使う:どの試験であれ合格すると次回受験の半額バウチャーが付与されます。有効期限は合格日から3年間のため、次の資格取得計画を立てながら計画的に活用しましょう。
  2. AWS公式キャンペーンを確認する:AWSは不定期に再受験無料キャンペーンなどを実施することがあります。受験前にAWS公式サイトやピアソンVUEのキャンペーン情報を確認する習慣をつけましょう。
  3. 企業の福利厚生・研修制度を活用する:勤務先によっては資格取得支援として受験料補助や合格時の報奨金制度が用意されている場合があります。人事・総務部門に確認しておくと自己負担を大幅に軽減できます。

AWS認定資格取得に向けて今日から始める行動

AWS認定資格は4つのレベル・12種類のラインアップで構成されており、クラウド初心者から上級アーキテクトまで、それぞれのスキルレベルや職種に合った取得ルートが存在します。まずは自分の現在地と目指すロールを整理し、CLFまたはSAAのどちらを出発点にするかを決めることが最初の一歩です。

学習を始める際は、AWS Skill Builderの無料コースで試験ガイドを一読し、出題範囲の全体像を掴むところから着手しましょう。AWSの無料利用枠を活用した実機演習を早い段階から取り入れると、知識の定着と実務応用力が同時に高まります。資格の有効期限は3年のため、取得後も継続的なスキルアップデートを念頭に置いた学習計画を立てることが、長期的なキャリア形成につながります。

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