Windows Virtual DesktopにCitrix Cloudを組み合わせるメリットとは?

Windows Virtual DesktopにCitrix Cloudを組み合わせるメリットとは?

2019年10月にリリースされたマイクロソフトのWindows Virtual Desktop(WVD)は、Microsoft Azure上で提供されるDaaS(Desktop as a Service/サービスとしてのデスクトップ)です。WVDの登場によって、企業において従来難しいとされていたVDIの導入が、より身近になりました。また、ユーザーにとってはライセンスの管理負担軽減やコスト削減が期待できるなど、注目度の高いサービスになっています。

その一方で、WVDと同時にCitrix Cloudを導入するケースが増えています。Citrixといえば老舗VDIベンダーですが、マイクロソフトのWVDとCitrxのCitrix Cloud、両者のソリューションを組み合わせることでどのようなメリットがあるのでしょうか。今回はWVDとCitrix Cloudを組み合わせるメリットについてご紹介します。

Windows Virtual DesktopにCitrix Cloudを組み合わせるメリットとは?

WVD×Citrix Cloudとは何か?

Citrix社はマイクロソフト社のVDIにおける付加価値拡張を長年提供しており、WVDにおいても同じように付加価値拡大を提供しています。

具体的なポイントは、「高度なセキュリティと運用のための機能」「費用対効果の最大化」「より快適なユーザー環境の実装」の3つです。つまりは、WVDとCitrix Cloudが連携することにより付加的な様々な機能を提供しておりユーザー企業の利便性やコスト圧縮に貢献できる位置付けです。

連携機能としては、VDI運用に必要な管理性と、GUI(Graphical User Interface/グラフィカル・ユーザー・インターフェース)によるわかりやすい操作性をWVDに与えてくれます。

では、なぜCitrix CloudでWVDを補完しなければいけないのでしょうか?例えば、週末や業務ピーク時以外はWVDをシャットダウンすることでコストの抑制が行えます。現在、WVDはPowerShellやREST APIを使用してユーザー自身が設定しなければいけないのがボトルネックです。また、スクリプトを使用すると運用が俗人化する可能性が高まります。

そこでCitrix Cloudでは、GUIによる操作性をWVDに与えることにより、VDI運用において欠かせない機能を実装できます。さらに、自動的に定義したスケジュールに応じて仮想マシンを起動・停止できる「Auto Scale機能」は、細やかな電源管理によってリソースの最適化が図れます。

WVDはWindowsライセンスコストが削減できるというのが強みですが、このように運用管理性を大幅に向上できることも大きなメリットなのです。それでは詳細を確認して行きましょう。

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「Windows Virtual DesktopにCitrix Cloudを組み合わせるメリットとは?」

WVDとCitrix Cloudを組み合わせるメリット

メリット1. コスト削減効果

WVDにおいてコストの大半を占めるのがAzureリソースに対する従量課金です。つまり、Azureを利用しないとコストは下がることになります。具体的にはCitrix Cloudが電源管理機能を提供することで、セッション状態を意識した仮想マシンの起動と停止をコントロールできます。あらかじめ設定したスケジュールや負荷状況に基づいた仮想マシンの自動停止や起動もできるため、Azureリソースを最小限に留めることでコストの節約効果があります。

メリット2. 要件の充足度アップ

Citrix Cloudでは標準的なActive Directoryポリシー(+FSLogix)に加えて、Citrix Cloudによる細やかなグループポリシー制御が可能です。これによりVDI導入でユーザーの利便性に加えて細かなセキュリティ設定が可能になることも大きなメリットです。

また、Webログオン画面における接続時間の制御も可能です。セキュリティ要件対応の一環として、一定時間が経過するとユーザーセッションを完全にログオフさせるのが一般的ですが、Citrix Cloudならタイムアウトまでの時間を制御できるため、多くの企業においてセキュリティ要件が満たせます。

通信の安全性に関してはどうでしょうか?WVDはExpress Routeを活用しており、完全に閉じた通信ではありません。また、WVDの仕様上、ユーザー接続後でも必ずコントロールプレーンで提供されたGatewayに対してインターネット経由のアクセスになります。

一方、Citrix CloudならユーザーのAzure環境にCitrixコンポーネントを追加するだけで、閉じられた通信が可能になります。また、ハイブリッド環境(クラウドとオンプレミス)の対応に関しては、仮想マシンをAzureとオンプレ環境両方で共存させ、適材適所で利用したい場合はCitrix Cloudを使うことで実現可能になります。

メリット3. 効率的な運用実現

VDI環境では運用管理が効率的に行えるかどうかが非常に重要なポイントです。WVDは、現在、基本操作にPowerShellのCLI(Comand Line Interface/コマンド・ライン・インターフェース)による操作が求められます。一方、Citrix CloudはGUIツールで構築が完結します。管理もGUIツールで完結でき、ユーザーセッションの操作やユーザーの利用状況の詳細確認、障害時の対応が可能になります。

また、Citrix CloudはMCSによるマスタ展開が可能です。仮想クライアントの運用作業として、運用の手間と工数を削減するためにマスタの効率的な更新方法が重要になります。Citrix Cloudではマスタを更新することで、仮想クライアントの一括変更が可能になります。また、Citrix Cloudではグループ単位で指定したユーザーの改廃が可能になっています。

WVDとCitrix Cloudの組み合わせをご検討ください

WVDとCitrix Cloudを導入することで企業は多くのメリットを享受することが可能になります。Citrix CloudによりユーザーにとってもVDI管理者にとっても、経営者にとっても多くのメリットがあるので、WVDとCitrix Cloudの組み合わせをぜひご検討ください。

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