DaaSとは?VDIとの違いについても解説

DaaSとは?VDIとの違いについても解説

Microsoft Azure上で新しいサービスとして展開されたWindows Virtual Desktop (以下WVD)、これはVDI(仮装デスクトップ)をAzureクラウドで提供するDaaS(Desktop as a Service)です。2019年10月1日よりマイクロソフトがこの日本国内においても本格的に展開したことにより、今まさに市場ではDaaSについての注目が集まっています。本項では、このDaaSについてそもそも何なのかなど知らない方に向け、概要や特徴、メリットなどについて解説いたします。

daas

DaaSとは何か?その基本を解説

DaaSは「Desktop as a Service」を略したもので、日本語に訳すと「サービスとしてのデスクトップ」という意味になります。文字通り、デスクトップ環境をサービスとして提供するものです。

皆さんにおかれましては、クラウドコンピューティングIaaS/PaaS/SaaSについて聞いたことがある方も多いでしょう。IaaSはインフラを、PaaSは実行・開発環境を、SaaSはソフトウェアをそれぞれインターネット経由で提供するサービスのことです。IT業界では、クラウドといえば元々はIaaS/PaaS/SaaSの3カテゴリとして分類していましたが、サービスの多様化によって新しいカテゴリがいくつか生まれ、その1つとして提供されているのがDaaSというわけです。

「デスクトップ」は、一般的には手元にある「PC」とそこにインストールされているWindows などの「オペレーティングシステム(OS)」で構成されています。DaaSの場合には、この「オペレーティングシステム(OS)」がAzureなどのクラウド環境に設置されており、サーバー側のOSを使用しながら日々の業務を実行します。

イメージとして、目の前にあるパソコンはあくまでただの箱であり、その中は別のところにあってネットワーク経由で利用している、といったものです。つまり実行環境はサーバーサイドに存在して、パソコンからはキーボード情報やマウス情報を送りつつ、描画情報だけが手元のPCに表示されるのです。

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仮想デスクトップ(VDI)との違い

DaaSと混同されがちなのが「VDI(Virtual Desktop Infrastructure)」です。VDIは「仮想デスクトップ基盤」といって、パソコンに内蔵されているソフトウェア部分を仮想サーバー上に作り、ネットワーク経由で利用するものです。そうです、概要的にはDaaSと変わりありません。

違いは、「デスクトップ環境がどこにあり、誰が提供しているか?」になります。デスクトップ環境がインターネット上に存在していて、それを事業者がサービスとして提供している場合はDaaS。企業が独自にデスクトップ環境をクラウドやデータセンターで動作させる場合にはVDIです。

言い換えれば、DaaSとはクラウド技術を駆使していサービスとして提供するVDI、ということになります。

DaaSを使うメリット

パソコンを購入すれば、それを動かすのに必要なソフトウェア部分は当然のように備わっています。にも関わらずDaaSを使うメリットはどこにあるのでしょうか?

デスクトップ管理の集約化

パソコンごとにデスクトップ環境が備わっているのは、至極当たり前のことなのです。ただし、その当たり前の環境が運用管理を複雑にして、負担を大きくしています。OSのアップデートなどに対応するには、パソコンごとに作業をしなければいけませんし、新しいアプリケーションの配布やセキュリティパッチの適用も一括で行えないことになります。

では、DaaSはどうでしょうか?組織全体のデスクトップ環境を1ヵ所で管理できるので、アップデート対応やアプリケーション配布も一括で行えます。運用管理への負担が軽減すれば、IT人材の有効活用や人件費削減などの効果が狙えます。

情報漏えい対策

DaaSは、会社のPCだけでなく外出先などからも容易に社内環境にアクセスすることが可能です。そのため企業においては情報漏えいが不安となりますが、DaaSの場合、情報は全てクラウド状にあり手元のPCは画面描画のみです。そのため情報漏えいのリスクを最小化できるのです。

関連記事:インターネット分離とは?WVDの登場で身近なセキュリティ対策へ

初期導入コストの削減

社内のデスクトップ環境を一新するとなると、それなりのコストがかかります。もちろん、それらを維持するコストも多大なものでしょう。そのために多くの企業ではVDIの構築を検討しています。しかし、VDIは設計にかかる時間コストや初期費用のコストが結構かかっていました。一方DaaSでは、サービスを利用するために定額ですぐに始められるというメリットがあります。

最新のデスクトップ環境を使い続ける

最新OSがリリースされたり、過去のOSのサポートが切れたりすると多かれ少なかれ企業はデスクトップの入れ替えプロジェクトが走ります。社内で統制を取りながらサポートデスクの体制を整え、問題が発生したら対応する必要があるのです。これらの作業は、メジャーバージョンアップの時だけに止まらずセキュリティパッチの適用などの際にも必要なものとなります。

DaaSの場合には、従業員などに作業をお願いすることはありません。自社で展開するデスクトップ環境はサーバーサイドに存在するため、必要であれば常に最新のデスクトップ環境の提供が可能になります。

古いアプリケーションの延命

ハードウェアと同じように、ソフトウェアも劣化していきます。中にはサポート期限の切れたソフトウェアを利用したいケースもあるかと思います。そのような場合には、DaaS上に環境を移し延命させるケースも可能になります。社内は常に最新のアプリケーションで揃えながら、どうしても古い環境を使う場合にはDaaSを活用するなどが可能になります。

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DaaSで仮想デスクトップがすぐに始められる!

Microsoft Azureを活用したVDI構築といえば、Citrix Virtual Desktop や VMware Horizonが一般的でしたが、WVDはMicrosoft が提供するDaaSサービスとして注目を集めています。これにより今までは大きなプロジェクトになりがちな仮想デスクトップ(VDI)プロジェクトも、迅速かつ安価に構築できるようになります。実際にDaaS利用の目的が明確化したら、WVDを試してみてはいかがでしょうか。

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