オンプレミスからAzureに移行する際に注意するべきポイント

オンプレミスからAzureに移行する際に注意するべきポイント

「自社システムをオンプレミス環境からクラウド環境に移行したいけれど、どのようなポイントに注意して進めればよいのかわからない」という方は多いことでしょう。そこで本記事では、Microsoft Azureへの移行を前提に、自社システムのクラウド移行におけるポイントを紹介します。

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Microsoft Azure製品カタログ

オンプレミスからAzureへ移行する際の注意点

自社システムをオンプレミス環境からMicrosoft Azure(以下、Azure)のクラウド環境に移行する際は、以下のポイントに注意する必要があります。

社内システムの洗い出し

Azureにシステムを移行する際は、既存の社内システムの現状を正確に把握するところから始めましょう。クラウド環境においては、既存のシステムをそのままでは運用できない可能性があります。そのため、「移行後になってから重要なシステムがクラウドで使えないことに気づいた」という事態に陥らないよう、本格的な移行作業に入る前の段階で、Azureと既存のシステムとの相性を確認することが大切です。とりわけ、もとのシステムが古い場合は、こうした問題が生じる可能性が高まるのでご注意ください。

セキュリティ対策

社内システムをクラウドに移行する際は、セキュリティ面にもしっかり気を配ることが大切です。基本的に今のクラウドベンダーは、セキュリティ面にかなり気を遣っています。それはMicrosoft社も例外ではなく、Azureでもかなり堅牢なセキュリティ対策が講じられています。それでもオンライン上にシステムを置く以上、セキュリティリスクの完全な排除はできません。特にIaaS型のクラウドは、SaaSやPaaSよりもユーザー側の責任が大きい利用形態ですので、より一層セキュリティ対策が重要となります。

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Azureへ移行する方法

続いては、システムをAzureに移行する方法を見ていきましょう。Azureへの移行作業は、大きく3つのステップに分けて考えられます。

ステップ1:事前準備

Azureへ移行するためのステップ1は、「事前準備」です。この段階においては、上述した「既存システムの現状把握」のほか、「移行するシステムの選定」「実機調査」など、その後の作業の土台となるような仕事を進めることになります。

このとき注意したいのが、「なぜシステムをクラウドに移す必要があるのか」というクラウド化の土台となる動機・目標が、明確にされないまま作業が進められてしまうことです。「クラウド化によって何を達成したいのか」「移行させるシステムはどこまでの範囲か」「いつまでに移行作業を終わらせるのか」など、全体的な目標設計をできるだけ具体的にしておくことが大切です。

この目標設計がちゃんとしていないと、クラウド化したこと自体に満足してしまい、クラウドの利点を十分に活かせなかったり、計画がスムーズに進まなくなったりするおそれがあります。逆に、この部分が芯として定まっていれば、その後の具体的な移行計画の作成や実施に際しても、自ずとやるべきことが見えてくるでしょう。

ステップ2:計画と実行

Azureへ移行するためのステップ2は、「計画と実行」です。ステップ1にて大まかな移行方針の決定や問題の洗い出しが済んだら、より具体的に計画の詳細を詰めていきます。大まかなポイントとしては、「各情報システムの移行方法の検討」「データ移行の方法の検討」「作業工程ごとのマイルストーンの設定」「クラウド移行によって何が変わるかを明記した移行対照表の作成」「移行リハーサルの実施」が挙げられます。

クラウドへの移行に際しては煩雑な作業が多くなるため、途中で何をどこまでやったのか、次に何をすべきかなど混乱してしまわないように、しっかり計画を立て、担当者間で入念にチェックしながら作業を進めていくことが大切です。移行リハーサルにおいて必要な段取りの抜け漏れなどがないか確認できたら、いよいよ本格的な移行作業に入ります。

ステップ3:本番への移行

Azureへ移行するための最後のステップは、「本番への移行」です。ステップ2の移行リハーサルが順調に成功したのなら、ついに大詰めです。まずは本番移行の日取りを決め、何かイレギュラーな事態が発生したときのために、担当者との連絡方法も取り決めておきましょう。もし、ほかの仕事の都合などで対応できない時間帯があるなら、それも明らかにしておきます。

また、予期せぬトラブルが発生したときの対応方法も含め、スムーズに移行できる体制の構築も重要です。たとえば、切り戻しのタイミングやその基準も明確にしておかなければいけません。あるいは万全の移行対策を施すために、緊急時だけでなく定期的な連絡を実施するのもよいでしょう。

併せて、移行作業を終えたあとの運用計画も考えておく必要があります。あくまでクラウドへの移行はスタートラインであり、ゴールではありません。移行そのものが目的にならないよう、計画的な運用を続けることが大切です。

Azure移行におすすめの「JBCC導入運用支援サービス」

ここまで、システムをAzureに移行する手順について解説してきました。しかし、上記の手順はあくまでも簡略化したものであり、実際の作業は非常に煩雑なものになります。企業によっては、自社にIT人材がいなかったり、自社のIT部門の担当者だけでは十分に手が回らなかったりして、適切なクラウド移行が難しい場合もあるでしょう。そのような企業におすすめしたいのが、JBCC株式会社が提供するクラウド導入運用支援サービスです。以下では、JBCCの導入運用支援サービスの一部である、「IT Modernization クリニック」「アセスメントサービス」の内容についてご紹介します。

IT Modernization クリニック

IT Modernizationクリニックでは、JBCCの擁する経験豊富なITドクターが、企業のニーズや現状に合わせた最適なITインフラデザインの診断などを行ないます。本サービスでは、AzureをはじめとするIaaS型のクラウド環境に自社システムを移行させたい企業の相談を受け付けているほか、「仮想化環境の最適化」や「次期Powerシステムの検討」などの課題についても取り扱っています。

クラウド移行についての相談への対応としては、「クラウドのグランドデザインの作成」や「オンプレミスからクラウドへのマイグレーション・シナリオの策定」といったサポートを受けることが可能です。相談は無料でできますので、クラウド移行を考えている企業担当者の方は、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。

アセスメントサービス

IT業界における「アセスメント」とは、「評価」「査定」といった意味合いの言葉です。JBCCでは、相談企業のニーズに合わせた適切な提案ができるように、「ファイルサーバアセスメント」「仮想環境アセスメント」「仮想デスクトップアセスメント」の3つのアセスメントサービスを提供しています。これらのサービスにおいてJBCCは、ツールを用いて相談企業のシステムの現状や問題点を可視化・分析し、改善のための方策などを提案します。

たとえばファイルサーバアセスメントでは、アクセス頻度別のデータ容量の可視化/ストレージの使用傾向の把握/データ移行シミュレーションなどについて報告します。また、仮想環境アセスメントで報告するのは、vSphere環境の棚卸/枯渇リソースの可視化/VMサイズの適正化などについてです。仮想デスクトップ環境アセスメントでは、アプリケーションの利用状況/ユーザーの利用時間および利用アプリケーション/Window10への移行の現実性評価などを行います。

まとめ

今回は、企業のシステムをMicrosoft Azureに移行させる際の注意点について解説しました。自社システムをクラウド環境に移行する際は、事前に入念な準備や調査をしたうえで計画を進めなければなりません。もし、自社だけでクラウド移行を進めるのが困難な場合は、ぜひJBCC社の提供する導入支援サービスをご利用ください。

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