Elastic Observability(オブザーバビリティ)とは?特長や活用法を解説!

Elastic Observability(オブザーバビリティ)とは?特長や活用法を解説!

Elastic Observability(オブザーバビリティ)は、クラウドシステムを管理する上で、環境内のあらゆるイベントを監視し、問題発生時にも対応できる優れたツールです。ただ、導入をしてみたものの、上手く使いこなせていない企業もあるようです。

そこで本記事では、Elastic Observabilityの概要や特長、活用法について解説します。

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Elastic Observability(オブザーバビリティ)とは

Elastic Observability(オブザーバビリティ)とは、あらゆるクラウドシステムのログやメトリック、監視データを一元的に分析・可視化するツールのことを指します。

そもそも「Observability」(オブザーバビリティ)とは、2019年頃からIT業界で耳にするようになった言葉で、日本では「可観測性」などと翻訳されます。「Observe(観察する)+ ability(能力)」の単語の組み合わせからもわかるように、「観察する力」と捉えることで理解しやすいでしょう。ITの世界では、事象をいかに迅速かつ的確に捉えられるかを図る指標として用いられます。

また、頻繁に比較される概念として、「モニタリング」があります。モニタリングには監視という意味合いがあり、たしかに両者は似通っていると言えるでしょう。しかし、実際には明確な違いがあるため注意が必要です。

モニタリングは、「今何が起きているのかを観察し続けること」を指すのに対し、Observabilityは、「予期せぬ事象が起きた際に、なぜそれが起きたのか把握すること」を含みます。両者の役割は相反するものではないため、適切に使い分けていくことが重要です。ただ、特にAWSやAzureなどのクラウドに関しては、Observabilityへの移行は必須とも言えるでしょう。

特にObservabilityについて、「Elastic社」が提供しているサービスを「Elastic Observability」と呼んでいます。これは、ログやメトリック、監視データなどを一元的に管理することで、あらゆる事象の原因を的確に把握させてくれるサービスです。これを導入すれば、システム管理者の負担を大幅に軽減できるでしょう。

Elastic Observability(オブザーバビリティ)の特長

では、Elastic Observability(オブザーバビリティ)の具体的な特長はどのような点にあるのでしょうか。本項では、主に以下の5つのポイントに絞り、特長を紹介します。

  • あらゆるデータを1か所で確認可能
  • 緻密なデータを用いて、詳細な分析へとつなげられる
  • 「DevOps」にビジネス分析の観点を取り込める
  • 高いセキュリティでデータを保護できる
  • 使用したリソース分のみに費用が計上されるため、必要最低限のコストで効率的に運用できる

それぞれ解説します。

あらゆるデータを1か所で確認可能

Elastic Observabilityの最大の特長とも言えるのが、データを一元管理できる点です。データストアにオブザーバビリティデータをまとめて管理することで、リアルタイムで検索したり、インタラクティブな分析をしたりすることまで可能となります。

ログやメトリック、APMの経過も直感的に操作できます。機械学習で外れ値を検知させることで、多様なイベントに対応し得るようになるでしょう。

緻密なデータを用いて、詳細な分析へとつなげられる

課題を見つけ、解決する最初の一歩として重要なのが、データ分析です。あらゆるデータを収集し、価値あるデータを保有することで、メトリックをあらゆる角度から分析できるようになります。

「DevOps」にビジネス分析の観点を取り込める

ドラッグ&ドロップでデータを可視化する点も優れた点です。短時間でデータを追加・可視化し、即座に情報をまとめられるでしょう。スマート提案機能をログやメトリックなどと組み合わせれば、1つのチャートにまとめられます。運用データをわかりやすく可視化することで、ビジネス分析の観点を取り込めるため、さらに事業を加速させられるでしょう。

高いセキュリティでデータを保護できる

データを扱う以上、セキュリティ対策は必須です。Elastic Observabilityでは、オブザーバビリティとセキュリティをシームレスに横断するため、50以上ある検知ルールから即座に問題を把握できます。

使用したリソース分のみに費用が計上されるため、必要最低限のコストで効率的に運用できる

費用が明白な点も特長です。オブザーバビリティを最大限活かすためには、全体像を把握する必要があります。細かなログやメトリックを切り捨てていれば、全体像を把握することは難しくなるでしょう。Elastic Observabilityは、使ったリソース分に対してのみ費用がかかる体系のため、無駄なく活用することができます。

Elastic Observability(オブザーバビリティ)の活用法

最後に本項では、Elastic Observability(オブザーバビリティ)の具体的な活用法を2つ紹介します。具体的な活用法を知ることで、自社に適用した際のメリットについて、より明確にイメージすることができるでしょう。

1つ目の活用法として、Elastic ObservabilityとElastic Stackを使って、ダウンタイムを短縮する監視プラットフォームの構築を支援する方法があります。

主に統合機能を活用することで、あらゆるデータを効率的に監視することが可能です。「可視化」、「アラート」、「機械学習と異常検知」、それぞれの機能を活用することで、高レベル監視プラットフォームとして利用できます。

2つ目の活用法として、Elastic ObservabilityとFilebeat Azureモジュールを使った、「アクティビティ」「サインイン」「監査ログ」の監視が挙げられます。

Filebeatには設定不要のAzureモジュールがあるため、インストールするとログイベントを素早く収集可能です。ログはインデックスできるため、インデックス後はデータ分析したり、可視化したりすることも容易です。

Elastic Observabilityには豊富な機能があるため、ここで紹介した以外にも、自社の環境に応じて機能を適切に組み合わせることで、より有用な独自の活用法も確立できるでしょう。

まとめ

Elastic Observability(オブザーバビリティ)は、データ管理が必須となる業務環境において、ログやメトリック、監視データの一元管理やその分析に役立つ、優れたツールです。

一方で、その活用法を知らなければ十分に効果を得ることは難しいでしょう。本記事の内容が、自社での効果的な活用方法を検討する上での一助となれば幸いです。

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