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SSOTとは?IDaaSやSVOTとの関連性など解説!

SSOT(Single Source of Truth)は、企業における情報収集の起点となる概念です。情報共有の観点からみても運用に役立てることができるため、重要視している経営者もいます。
人工知能やIoT・機械学習などのIT技術の躍進にともない、ビッグデータの処理において信頼性が確保できないケースが目立つ社会的背景からSSOTに取り組む企業もあるでしょう。

本記事では、SSOT(Single Source of Truth)の特徴やメリット・概念に基づく企業戦略などについて解説しています。また、IDaaS/SVOT/Swiftとの関係性や実例・SSOTのAzureプラットフォームについても紹介します。

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SSOT(Single Source of Truth)とは

SSOTとは、信頼できる情報源のことであり、唯一性を捉えた概念です。「Single Source of Truth」の頭文字を取ってSSOTと呼びます。企業におけるビッグデータの取り扱いのなかで、ビジネスに関連したデータを抽出し、集約する過程で信頼性を担保する考え方です。
企業にとってビッグデータの活用は、今後のビジネス展開で役立ち、大きな収益に繋げることができるでしょう。
しかし、SSOTの概念を取り入れた動きをしなければ、誤った情報に惑わされる危険性が伴うため注意しなければなりません。SSOTの特徴やメリット・概念に基づく企業戦略について解説します。

SSOTの特徴とメリット

企業がビジネスを展開するにあたり、SSOTの考え方を軸に進めることは必須です。
なぜならSSOTにおける信頼性を確保した情報源でなければ、ビジネスで失敗する恐れがあるためです。誤ったデータエンジニアリングを行うことは、企業にとっても甚大な影響を及ぼしかねません。SSOTのメリットとして、下記の3つが挙げられます。

  • 誤情報の淘汰
  • データマネジメントの透明化
  • クラウド環境の構築

ビッグデータに存在するすべてのリソースは、完全ではありません。
なかには誤った情報も存在するため、SSOTにおいて、誤った情報を淘汰できることはメリットの1つです。他にも、データマネジメントにおける透明化が図れるため、オープンなシステム開発に取り組めます。
またビッグデータといえばクラウドストレージを主に活用しますが、クラウド環境を構築する際にも情報の信頼性から見て、SSOTの存在は大きいといえます。

SSOTの概念に基づく企業戦略

SSOTにおける概念に基づき、企業は重要な意思決定を行います。
従業員全員が相互アクセス可能なデータによって、明確な判断をしやすくなり、ビジネスの全体像について情報を共有できるようにすることは、企業戦略を成功に導くための重要なポイントです。
またSSOTによって、重要な情報の把握を妨げるような業務のサイロ化が発生しないため、円滑な企業運営が可能です。さらに、企業にとって有益な情報かつ信頼性の担保されたデータを参考に、1次情報にてビジネスを展開すれば成功しやすくなります。

従って、SSOTに基づいた信頼性のある正確な情報を抽出することは、今後の企業戦略の立案/実行/評価をするうえで重要といえます。SSOTの概念に基づく企業戦略の流れとしては、下記の3つを意識しなければなりません。

  • 物事を明確にする
  • 全体像を捉える
  • マニュアルの作成

SSOTを企業戦略として取り込むことで、ビジネスにおけるさまざまな事象や物事を明確化できます。また、ビッグデータから全体像を把握し、それらの情報からマニュアルを構築できます。
企業戦略の方向性を見極めるうえで、SSOTの概念を考慮したプランを立案することは、ビジネス成功の鍵となるでしょう。

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SSOTとIDaaS/SVOTとの関係性

SSOTは、IDaaSなどのマネジメントサービスとの関連性も示唆されています。
アイデンティティーのマネジメントにおいて、同様にSaaSやIaaSなどもクラウド上で管理することは必至です。ID認証やパスワードなど、企業が抱える重要な情報をクラウドで経由しながら、アクセス制御を行うことを目的としています。
そもそも企業が管理しているユーザー認証において、システムごとに管理者権限が同じだという保証はありません。つまり、同期先のユーザーが本人かどうかは把握できません。しかし、SSOTの概念に基づけば、管理者が明確となり、クラウド上のリソースを信頼できるものとして捉えられます。

その他、SVOTなどData warehouse(DW)に唯一性を持つ信頼できるデータを複数のリソースから集約する考え方も、SSOTによる概念に基づいています。
たとえばデータ上、エンジニアリングの必要性がある場合に、そのコピーがDWで共有される仕組みです。
これは、複数のシステムデータをデータウェアハウスに集約することで、データウェアハウスに唯一信頼性を持たせる概念です。データ変更は業務アプリケーション側で発生し、コピーをデータウェアハウスにて運用するフローが主流です。
つまり、DW上にSSOTの概念に基づいたデータが流れてくるため、全体像を把握できるようになります。

SSOTの実例

SSOTの概念は、数多くの企業で取り入れられています。
たとえば、株式会社マネーフォワードでは、現場レベルでのKPIとマネジメントレベルでの数値を連動させることに課題を抱えていた状況で、SSOTによるデータマネジメントを実践し、課題を解決できました。

これは、2021年6月22~23日に開催された「Looker BEACON 2021」のなかで発表された「Japan のオンラインセッション(マネーフォワードが実践する「SSOT」とデータの民主化に向けた取り組み)」の内容に基づいています。

具体的には、ビッグデータの分析および加工を通じてコミュニケーションの円滑化を目指し、データマネジメントを実現するというものです。しかし、企業戦略として考慮した場合、売り上げやKPIの実現において達成可能な範囲の設定および仕組みが乱立してしまう恐れもあります。
そこで、SSOTによって、現場レベルでのKPIとマネジメントレベルでの数値を連動させることに課題を抱えていた状況を乗り越えることができたのです。

まとめ

今回は、SSOT(Single Source of Truth)の特徴やメリット・概念に基づく企業戦略などについて解説してきました。
SSOTの概念を捉えて企業戦略を実践することで、KPIの達成やビジネスの実現が可能となるでしょう。
唯一性のある信頼できる情報源をリソースとした場合のエンジニアリングにかかる負担も軽減できることから、企業にとってもSSOTの実践は不可欠といえます。

SSOTに取り組む際には、アプリケーションの活用をおすすめします。Azureでは、SSOT実現に向けたプラットフォームを提供しています。この機会に、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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