クラウド移行でTCOはどこまで下がるのか?

クラウド移行でTCOはどこまで下がるのか?

クラウド移行により、オンプレミスに比べ大幅にTCOを削減することが可能です。なぜクラウド移行によりTCOをそこまで削減できるのか、疑問に思われる方は多いでしょう。そこで本記事では、クラウド移行のコストメリットや、導入時の注意点について詳しく解説していきます。

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システム導入・運用でかかるコスト

現代の事業戦略においてITシステムの活用は必要不可欠です。いまや多くの企業が自社の基幹情報をITシステムによって保守・管理しているでしょう。近年では、自社サーバーで管理システムを構築するオンプレミス型から、ITベンダーが提供するクラウド型の管理システムへ転換する企業が増加しています。

総務省が2020年5月に発表した「令和元年通信利用動向調査」によると、クラウドサービスを利用している企業は年々増え続けており、「会社的に利用している」「一部の事業所又は部門で利用している」と回答した企業が2018年には58.7%であったのが、2019年には64.7%と大きく上昇する結果となっています。クラウドサービスが普及している理由として、システム導入と保守・管理にかかる費用が抑えられる点にあります。クラウドサービス導入のメリットを、コスト面から確認していきましょう。

初期費用

オンプレミスでシステム管理をする場合、サーバーやネットワーク機器の導入が必須です。オフィス内に機器を設置するための管理施設や設備、システム運用に従事する人材の確保も必要になるでしょう。さらに、ハードウェア費用、ソフトウェアライセンス費用、導入サポート費用がかかってきます。オンプレミスは事業規模が大きくなるほど、莫大な初期費用を必要とするのが特徴です。

クラウドシステムの導入にかかる初期費用は、サービスを提供するITベンダーによって大きく異なります。一般的には導入初期費用と基本ライセンス費用が導入時に必要です。オンプレミスのようにサーバー機器の設置やシステムの管理施設の確保が不要なため、初期費用を安く抑えられるのがクラウドの大きなメリットです。

運用費用

オンプレミスとクラウドは導入費用以上に運用費用に大きな差が生じます。オンプレミスはサーバー機器の導入が必須なため、システムの保守・運用管理業務が必要です。たとえば、データのメンテンナスやバックアップ、不正アクセスやマルウェアといったサイバー攻撃に備えたセキュリティ管理、ユーザーや顧客の情報管理など、ITインフラを安定利用するための管理業務が発生します。システム運用管理を行うエンジニアの存在も不可欠でしょう。また、サーバー機器を設置する施設の電気料金といった維持費用も必要です。

クラウドの場合は、ITベンダーが提供するサーバー上のシステムを利用するため、保守・管理業務は基本的に不要です。そのため、サーバー機器の稼働による電気料金も必要ありません。システム運用管理部門が不要になり、人件費の削減にもつながるでしょう。クラウドサービスで必要となる運用費用は、基本的にソフトウェアライセンス費用とサブスクリプション費用の2つです。多くのサービスがサブスクリプションモデルの月額/年額課金制といった料金体系を採用しているので、ユーザーベースで固定された費用が毎月かかることになります。

クラウド移行によりTCOを大幅削減

オンプレミスからクラウドへ移行して得られるメリットはTCOの削減です。TCOとは「Total Cost of Ownership」の略称で、総保有コストと訳されます。何らかの資産を購入してから廃棄するまでに必要なコストと時間の総計を意味する用語です。企業経営においてコストの削減は最も重要な課題の一つです。しかし、単純にコスト削減だけを追い求めるがゆえに作業効率が低下し、かえって費用対効果が低下してしまうケースもあります。したがって、大切なのは費用を抑えるとともに、いかに業務効率を最大化するかという点です。

前述したようにクラウドシステムはオンプレミスと違い、サーバー機器や設置施設を必要とせず、保守・管理業務も不要です。そのため、システム導入と運用にかかる費用を大幅に削減できます。そして、システム管理業務にかかる時間や手間が不要になることで、TCO削減に貢献するでしょう。このように、クラウドに移行することで、コストカットできるだけでなく、TCOの大幅な削減を実現します。

クラウド移行時のコストで考慮すべきポイント

クラウド移行の検討にあたっては、全体のコストを見直すことのできるシステムの更新時や新規導入時を利用し、システム導入によって得られる効果の最大化とともにTCOの削減を目指すことが重要となります。しかし、クラウド移行時に考慮すべきポイントが2つあります。1つ目は、自社にとって最適なサービスを選定するために、必要なコンピューティングリソースを事前に計算しておくことが不可欠であるという点です。2つ目は、税務上の処理がオンプレミスとクラウドで異なるという点です。

必要コンピューティングリソースを事前に計算する

利用するクラウドサービスによって異なりますが、基本的にサブスクリプション型の管理システムは、CPUやメモリスペック、ストレージ容量やデータ転送など、利用するリソースによって費用が変動します。したがって、自社に見合ったサービスを選定する必要があります。さまざまな機能に特化したクラウドサービスが数多くあるため、自社の企業規模や事業戦略、業種や取り扱う情報によって最適なサービスは異なります。実際の利用を踏まえたうえで、必要なコンピューティングリソースを計算しておきましょう。

税務上の処理がオンプレミスとクラウドで異なる

オンプレミスとクラウドサービスでは会計処理が異なるという点に注意が必要です。オンプレミスのシステム管理では、自社にサーバー機器や管理施設を導入します。この場合、サーバー機器や管理施設は固定資産となるため減価償却の対象です。一方、クラウドは基本的にサーバー機器や管理施設を所有せず、月額/年額課金制でサービスを利用するため、費用として計上されます。オンプレミスとクラウドでは税務上の処理が異なるため、自社の税務上で有利になるように計画を立てた上で導入を行う必要があるでしょう。

JBCCの導入運用支援サービスでTCOを効率削減

基幹システムをクラウドへと移行することで得られるメリットは、導入・運用コストの削減だけではありません。システム運用費用を抑えるとともに、システムの保守・管理にかかる工数を短縮して管理業務を改善し、TCO削減に貢献する点が最大のメリットといえるでしょう。現代の事業戦略においてクラウドシステムの活用は必要不可欠です。しかし一方で、導入を検討するものの、具体的な貢献度を可視化できず、クラウド移行へ踏み出せない企業が多くあります。そこでおすすめしたいのが「JBCC Cloud Fitness」の活用です。

「JBCC Cloud Fitness」は、総合ITサービス業のJBCC株式会社が提供する、クラウド移行時のコスト削減効果を測定できる無料のWebツールです。お客様自身がWebページにサーバー台数、CPU、メモリー、ディスク容量を入力することで、実際に削減可能なコストを即算出できます。JBCC株式会社は、これまで500社以上ものクラウド移行と構築をトータル支援してきた実績をもつ企業です。基幹システムのクラウド移行を検討している企業は、ぜひ一度お試しになってはいかがでしょう。

(クラウド導入運用支援サービス「JBCC Cloud Fitness」)

まとめ

企業経営においてTCO削減は最も重要な課題のひとつです。これからの事業戦略はITシステムの効率的運用が必要不可欠です。自社の基幹システムをオンプレミスからクラウドに移行することで、コスト削減と労働生産性の最大化につながるでしょう。クラウド導入運用支援サービスを利用して、TCO削減の実現を目指しましょう。

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