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よくあるVDIのトラブルと対処法!ユーザー体験の可視化が重要

VDI(Virtual Desktop Infrastructure/仮想デスクトップ基盤)は、ビジネスに新しい利便性とPC運用管理の負担軽減など多くのメリットをもたらす技術です。しかしながら、導入後にトラブルを抱える企業も少なくありません。

そのようなトラブルの中には、いくつかのポイントをおさえておくだけで防げるものも多々存在します。本記事ではVDIでよくあるトラブルとその対処法をまとめましたので、今後VDI導入を検討するかたはご確認いただければ幸いです。

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トラブル1. レスポンスが遅過ぎて仕事にならない

VDI導入後のトラブルとして最も多いのが、「VDIを使用した際のレスポンス(反応速度)

が遅過ぎて仕事にならない」というものです。このような状況になった場合には、業務請負が停止するため会社としての生産性は大幅に低下することになります。また、情報システム部門はクレーム電話により辟易としてしまうかもしれません。特にシステムへのアクセスが集中する早朝と昼食後は、必要なシステムへログインするだけでも数十分を費やすケースもあります。

原因と対処法

このトラブルの原因は「サイジング」になります。サイジングとはこれから本格稼働に入るシステムに適した規模のサーバーやリソースを見積もり、準備することです。エンドユーザー個別の利用状況を調査した上でサイジングを実施するのが理想的ですが、現実的に考えると時間やコストの制約により、一定の範囲を対象にした調査を実施して、その結果に基づいたサイジングを実施する企業が多いかもしれません。

一般的にはエンドユーザーが消費するリソース(CPUやメモリ、ストレージの使用量等)やIOPS(Input Output Per Second/入出力頻度)の実態を調査し、実測値から十分なリソースを算出し、サーバーのサイジングを実施します。ところが、いざ実際に本番へ移行すると予想もつかないことが起きるケースもあります。また、導入コストを切り詰めるために十分なサイジングが行えていないケースも多く、その結果としてVDI導入後のパフォーマンスを著しく低下させているのです。

これらのトラブルを回避するための対処法としてやはり、ユーザーの利用状況を可視化してサイジングに十分な時間を割き、必要かつ適切なリソース量をきちんと判断することです。そのため、VDI導入では正確なサイジングのためのアセスメントをきっちり行ってくれるSIerなのかを見極めて上で、目先にコストにとらわれずに入念な導入準備を実施することがとても重要になります。また、最近ではマイクロソフト社のDaaSであるAVD(Azure Virtual Desktop(旧Windows Virtual Desktop))などAzure上で動作するサービスを活用することで柔軟かつ迅速なリソースの拡張が可能になります。

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トラブル2. ファイルサーバへのアクセスやプリンタ出力が遅い

VDI導入後にレスポンスが低下するのはクライアント端末だけではありません。ファイルサーバーへのアクセスやプリンタ出力など周辺機器の利用、これらのレスポンスが低下することも往々にしてあり得ます。たとえクライアント端末はスムーズに利用できる環境だとしても、ファイルサーバーや周辺機器のレスポンスが悪ければ同様に生産性を低下させてしまいます。

原因と対処法

このトラブルの原因は、アセスメントの範囲がデスクトップ環境以外のファイルサーバーや周辺機器にまで及んでいないことです。また、ファイルサーバーに限らず業務システムのレスポンスも低下すれば、それこそビジネスを停滞させるという重大なトラブルが発生します。

トラブル回避のための対処法としては、アセスメントの時点でVDI構築後にファイルサーバーや周辺機器がどのように動作するかのPoC(Proof of Concept/概念実証)を実施することが重要です。PoCを無視してVDI導入に踏み込むと、運用開始からこうしたトラブルが頻発し、最終的には情報システムの運用管理者を巻き込んで大々的な対策を打たなかければいけなくなります。

サイジングの段階で情報システムの運用管理者も含め、ファルサーバーや周辺機器、業務システムとの接続性などをアセスメントすることが重要になります。

また、これに類似したトラブルとして「以前は問題なく使えていたアプリケーションが、VDIに移行したことによって使えなくなった」というものです。現時点で使用しているアプリケーションがVDI環境でも使用できるとは限りませんし、一部の機能が使えなくなったなどということは考えられます。こうした情報も含めて導入前に事前調査して行きましょう。

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VDIの運用ではユーザーエクスペリエンスの管理が必須

今回はVDI導入でよくあるトラブルに関して2つを取り上げました。もちろんそれ以外にもあるのですが多くはこの2点に集約されると言っても過言ではありません。そのためVDIを導入する企業は、しっかりとしたアセスメントを行う必要があることを忘れてはいけません。

また、トラブルが発生した際の対処法などを事前に決めておくことも重要です。VDI導入後にトラブルが発生した場合には、実は問題の切り分けや本当の根本原因の特定が今までの環境に比べて難しいという特徴があります。

例えば、Aさんがサポートへのクレームで「なんとなく遅い」と言った場合に、サポート担当としましてはそれらの根拠を可視化することができなく問題の特定は困難となります。おそらくサポート担当はしっかりとした管理体制のもと情報システムによる問題の特定は容易に行えるかと思いますが、ユーザー体験までわからないというのが実態ではないでしょうか。

例えばレイクサイドソフトウェアが提供するSysTrackなどはユーザー体験を可視化したり、問題の根本原因を特定するのに役立つツールです。このようなツールの導入も視野に入れながら、経験豊富なSIerに相談することでVDI導入を成功に導くことが可能になります。

lakeside-wvd

参考:レイクサイドソフトウェア社提供資料より抜粋

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